お山の映画館・大心劇場で美空ひばりと森進一の「花と涙と炎」を観てきました。
お山の映画館・大心劇場に行ってきました。
お山の中のポツンと映画館・大心劇場
大心劇場は高知市から車で東に1時間ほどのところにある安田町の川沿いにポツンと佇んでいる映画館です。
シネコンとは違います。
1館1スクリーン。
デジタルではなく今でもフィルムで上映しています。
フィルムで上映している映画館は日本でも数えるほどで、その中でも小松さんは流し込みの技術が優れていると言われています。
月のうち1週間ほどの期間、それも一日に13時と19時の2回の上映です。
古い建物の入り口をくぐると、狭い館内の壁に懐かしい映画のポスターが所狭しと貼られています。
館主は豆電球こと小松さん
館主は、高知のシンガーソングライター豆電球こと小松さんです。
上映前には豆電球さんの歌が披露されます。
「コロナ禍でも、頑張りゆうきねぇ。この前は長崎県や群馬県からも観に来てくれた。
本当にありがとう。」のあいさつとともに、今回は次の2曲を歌ってくれました。
一曲目は、先日、サッカー前日本代表だった前園さんがNHKの番組で大心劇場を訪れた際に前薗さんをテーマに作った新作。
2曲目は、衆議院議員・元防衛庁長官の中谷元さん作詞の「塩の道」。
51年前の映画 美空ひばりと森進一の「花と涙と炎」
今回は、美空ひばりと森進一の「花と涙と炎」です。
いやぁ、良かったですね。
まずは、その場面場面で挿入される二人の歌声が良かったですね。
最近の若者の歌になじめない年ごろとなりました。
昔の歌謡曲と言われた時代が懐かしい世代です。
映画の中で若い美空ひばりと森進一が切なげに歌う演歌。
やはり演歌はいいなぁ、としみじみ思わせてくれました。
それとフィルムの状態が素晴らしい。
51年前の映画です。
画面や音声にノイズがあることを覚悟していましたが、全く気になりませんでした。
小松さんによると
「配給元に3本のリールが残っていて、その内の1本が新品だった。
いい状態で観てもらいたいとの配給元と大心劇場の思いでその新品のリールを借りることができた。」とのことでした。
51年前の映画とは思えない状態で、物語・歌に浸ることができました。
わざわざ足を運ぼう
私の家から決して近くはないお山の映画館。
この日の観客は10数名。
映画館を維持していくことがやっとの人数だと思います。
私は大心劇場が好きなので、ぜひ、続いてもらいたいと思っています。
そのためには、わざわざ足を運んで観に行くことだと思っています。
次回はHOKUSAI
11月7日から14日の期間です。
最近の映画で、フィルムではなくブルーレイです。
この映画もわざわざ観に行ってみようと思っています。
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