高校の同級生と一泊二日幡多の旅
旅は行先とどんなプランを立てるのかが重要です。
そして、その場所に行き楽しむメンバーも大切だと痛感した旅でした。
朝から宴会のJRしまんと
高知駅8:20発のしまんと1号で中村に向かいます。
席に着くなりガサゴソと探り出てきたのはもちろんビール。
旅の道中の安全と笑いを祈念して乾杯!
外国人夫婦の旅人は向こうの席から”カンパーイ”のジェスチャーで笑っていました。
朝から飲むビールは旨い!
窪川駅に停車するなり車内のあちこちの席からカメラを持った小僧たちがよく見える車両に移動して写真を撮っていました。
ホームを見るとこちらでも嬉しそうに写真を撮っています。
もちろん、私も車内を移動しながら写真を撮りましたがなんせ隣の線路なので画角が窮屈でした。
席に戻ると何事もなかったかのように談笑する同級生を一喝!
「新幹線が停まっちゅうに驚かんかえ!」
同級生たちはぽかんとしていました
中村駅に到着。
ここで3人の同級生が合流し、全員集合。
2台の車で分乗します。
「どの車に乗るかあみだくじで決めようか」、「高校の時の席替えみたいや」と笑いながら出発です。
THE MANAでランチ
「THE MANA」には二つの意味があります。
一つはローマ字読みで「ざまな」。「すごい」という意味がある土佐弁です。
もう一つは「MANA」はハワイで「大自然」という意味があります。
その二つを合わせて「THE MANA」と名付けています。
もちろんランチの内容も満足ですし、なんと言ってもここの売りは太平洋に突き出したテラスです。
なお、風が強いのでテラスでの食事は提供していませんでした。
風の強い足摺岬
断崖絶壁に建つ足摺岬灯台。この日は風が強く一緒に行った同級生は帽子を飛ばされ呆然。
ここから望む太平洋は海がまあるいことがよくわかります。
桂浜の竜王崎もまるい水平線を見ることができますが、こちらの展望台の方が270度の視界でより一層地球の丸さを実感します。
高知県に住む私たちには馴染みがある沈下橋。
2日目のランチは柏島の港にある魚ごころ。
この旅の目的の一つに同級生宅を訪問することがありました。
同級生と行く一泊二日幡多の旅はあっという間に終わりました。
中央に円い台に上ってバルタン星人の声を出してみましょう。
声が周りの塀に跳ね返って「フォフォフォ」とまるで自分がバルタン星人になったような気持になります。
さ、恥ずかしがらずに両手をカニのようにして「フォフォフォ」。
沖から見るとこの当たりの岩場はまるで祭壇のように見えるそうです。
その祭壇の中央に龍王神社があります
「ん?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
そうです。チラ見せです。
以下、高知新聞の記事です。
目の前に、青い空と輝く海が広がる。ごつごつとした岩場の上、竜宮神社の真っ赤な鳥居と小さな祠(ほこら)が立つそばで、スカート姿の女性数人がもじもじ。冬の太陽がさんさんと照り、穏やかな潮風が吹く。1人が意を決したように大海原に顔を向け、スカートをたくし上げ、叫んだ。「以布利の大敷、たいりょうーっ!」
沖に向かってスカートをめくり上げ「大漁ーっ!」と叫ぶ女性たち(2024年2月、土佐清水市松尾)
四国最南端の高知県土佐清水市は、古くから漁師町として知られ、大漁や航海の無事を祈る習わしがいくつも残る。中でも独特なのが、松尾地区の竜宮神社で毎年2月に行われる男子禁制の「漁招き」。通称チラミセという。
いつ始まったかは定かでない。かつては県内のあちこちの漁師町で行われていたようで、不漁続きの際などに女性が集まって海の神を祭る社の前でうたげを開き、「漁をさせてくれたら全部見せますから」などとお願いしてきた。
なぜ海の女神に、女性が大事なところを見せるのか。一説には、嫉妬をあおって漁を授けてもらうため―と伝わる。地元住民が地域の風習についてまとめた冊子には「小出しにしていくのがミソで、大漁がかなったお礼参りの際に初めて大胆に露出する」と、その作法が紹介されている。
毎年の旧正月に漁招きを執り行ってきたのが、大敷網漁が盛んな同市以布利地区の女性たちだ。
女性部長の田村千江美さん(71)によると、10年ほど前までは、バス2台を貸し切っての大所帯で訪れ、「バスの中でお酒を飲んだり歌ったり。着いたころには、みな大酔い」「昔は神社の近くで、地元の人がすしや唐揚げを売ったりしてね」。新型コロナ禍の間も、少人数で続けてきたという。
2024年2月10日、午前8時ごろ。「おはよう」「ちゃんとスカート持ってきたかね」。以布利漁港に妙齢の女性たちが続々と集まってきた。近くの金比羅宮など3社にお参りし、マイカー数台を連ねて出発。20分ほどで竜宮神社に到着し、祠にお神酒やかつお節などを供えた。
近年は、スカートの下にタイツやズボンをはいている人も多い。それでも、いざめくるとなると、みんな照れくさそう。経験豊富なお姉さま方に「チラチラせないかん!」とあおられ、少しずつ勢いづいていく。
スカートをひらりとめくり「ちょっと色気がないねえ」。ちらりとめくり「大漁じゃなかったらどうしよう」。そして、沖の岩礁で釣りをしている男性陣にも構わず「たいりょうーっ!!」。
「10年前は赤い下着で行った」と笑う田村さん。「漁があれば地域が潤う。受け継がれてきた行事を、これからも続けたい」と赤ら顔で語った。
文と写真・河本真澄 以上、高知新聞の記事でした
沖から見ると祭壇の中央にある神社でおかあちゃんがスカートをめくっている。
そりゃ、お父ちゃん、頑張るわね。
あ、個人の感想です。
沈下橋
それでも同級生が集まると笑いのネタに困りません。
沈下橋も語り草になる場所になりました。
それにしてもやっぱり四万十川は大きい!
高知県と言えどもこんなに長い沈下橋はここにしかありません。
小さくしか映っていませんが、橋の中ほどに行き違いができるスペースがあります。
慣れてないとひやひやでしょうね。
橋の中ほどに行くと風が強くなります。
流れも速くなります。
欄干がなくちょっとスリルを感じます。
そして夜は宴会に2次会。
中村の居酒屋はレベルが高く値は安い。
カラオケのできるスナックも話好きなママが居て気持ちよく歌うことができました。
一日目はこうして終了。
いやぁ、楽しかった。
2日目は柏島
展望台からの柏島。中央の橋でつながっている島が柏島です。
橋でつながったことで離島振興の補助金がカットされた、そうです。
養殖(マグロ、タイ)の筏がたくさん見えますが海水は透明です。
沖に見えるのが沖ノ島です。
なんでも藩政の時代、北半分は宇和島藩、南半分は土佐藩に分かれていたそうです。
そのせいか今でも北と南でお酒の飲み方が違うのだそうです。
柏島や沖ノ島を望む展望台でパチリ。花崗岩と水成岩の地層です。
この当たりは亜熱帯気候でありながら年に数回雪が降るという珍しい気候です。
魚は熱帯、亜熱帯、温帯、そして瀬戸内海の魚を見ることができます。
ダイビングで見ることのできる魚種は熱帯の魚しか見ることができない沖縄よりダントツに多く、日本でもトップクラスだそうです。
柏島をバックにみんなでパチリ。
これもchatgtpでイラストにしました。
すごいですね。
AIってこんなことが簡単にできるんですね。
2日目のランチは鯛丼
柏島に行くとイルカが湾内に入ってきて優雅に泳いでいました。
大自然がこんなに身近に感じることができる場所はなかなかありません。
「イルカに乗った少年」達はもうこんなになってしまったんだよ。
などと言いながらランチに向かいました。
2日目のランチは柏島の港にある魚ごころ。
ご飯の上に鯛の刺身を載せ、タマゴの黄味を溶きほぐし、醤油をかけていただきます。
幡多(高知県西部)の甘い醤油がよく合います。
早速、芸達者が笑い文字で「鯛丼」と書きました。
お店お方に差し上げると喜んでいました。
笑い文字は初対面の人との垣根を下げる最強のコミュニケーションツールというのが実感できました。
懐かしい同級生宅訪問
この旅の目的の一つに同級生宅を訪問することがありました。
なかなか同窓会には出席できないが、高校時代が懐かしく、みんなに会いたい、と聞き、じゃ、近くまで行くので寄ろうとなりました。
あまりに久しぶり、なんせ50年ぶりですから最初は戸惑いましたが、そこは同級生。
すぐにあのころの気持ちに戻りました。
クラスマッチのソフトボールが懐かしい、と聞いていたのでグラブとボールを持って行ってました。
空き地で元気ものがキャッチボールをするのを見ると、動きはぎこちないけど、気持ちはまだまだ老けちゃあせん。
高校時代と変わらぬ彼の純粋さ、純朴さ、明るさに50年前に戻ったような気がした時間でした。
コメント