リタイヤ生活を楽しむことができていることに対する自己分析


 

リタイヤ生活も1年数か月が経ち、日々、健康に楽しく過ごすことができ、感謝です。

よく、「会社員が退職すると時間を持て余すと聞きますが?」と言われます。

「いやいや、日々、楽しく過ごしています。」と言うと、怪訝な顔をします。

「仕事一筋だった人ほど、退職後の生活とのギャップで・・」と言いかけた後、『あ、そうか、この人は大した仕事をしていなかったんだ。』のような雰囲気になることがあります。

昨年6月にリタイヤして1年が経ち、いろいろな人に会って話をするうちに、どうも世間は会社員がリタイヤすると喪失感にさいなまれ「何もすることもなく自宅で燻ぶっている」と寂し気に嘆いてくれることを望んでいると確信するに至りました。

世間様には申し訳ありませんが、リタイヤ生活は楽しいものです。

これからリタイヤ生活を迎える方もいらっしゃると思います。

私がリタイヤ生活を楽しむことができていることに対する自己分析をご紹介します。

1.「三歩で忘れる鳥頭」

私は、状況が変われば、以前のことは引きずりません。

仕事とは自分が成長できる場であると思っていましたので、悔いが残らないように自分なりに精一杯努めました。

でも、リタイヤすれば、もう、仕事、職場のことは思い出すことはほとんどありません。

ですから「昔は良かった」なぞと思うこともありません。

それよりも、今日は何しよう、今度はこうしよう、と考え、体を動かすことが楽しみです。

2.女房との「スープの冷めない距離」

両親が健在な頃に2世帯住宅に作り変えました。

玄関、LDK、風呂、トイレなどが独立してあり、その気になれば顔を合わさない生活もできます。

高知の田園地帯で土地に余裕がありますからね。

女房と二人暮らしになった今、この我が家を有効に活用しています。

普段は別々に生活し、お昼ご飯、晩御飯になればそれぞれが作ったものを持ち寄ります。

顔を突き合わせることがなく、それでも、声をかければ届く距離。

いい距離感だと思います。

3.「自活」 自分のことは自分でするです。

炊事、洗濯、掃除なんでも自分でします。

リタイヤしてから始めました。

最初は、おっかなびっくりでしたが、今では手慣れたものです。

「女房がしてくれないと何もできない」、「濡れ落ち葉」にならないためには、何でも自分ですることだと思います。

4.「ロング・スリーパー」

21時に就寝し、6時ごろまでぐっすり寝ます。

晩酌をしていると夜中にトイレに起きることがあります。でも、ベッドに戻るとまたすぐに夢の中です。

昼寝は午後に約1時間。

早朝から汗を流した時にはシャワーを浴び午前中にも昼寝をすることがあります。

それでも夜、寝付けないことはありません。

5.晩酌

自宅で適量の晩酌を楽しんでいます。

いつもはLDKでの夕食時に晩酌をします。

時には、庭に出て夕暮れの中で晩酌をします。

桜のある裏庭の向こうには人家がなく、桜の季節は庭に出て花見を楽しむこともできます。

桜の下、庭の野草を摘んで天ぷらにしながら一杯!




冒頭の写真も、今年の春の花見の時の写真です。

初ガツオを肴に花見、そのご相伴は桜童子(江戸玩具、浅草・助六)。

晩酌も、季節ごとに楽しみがあります。

6.読書

乱読です。歴史小説からSFまで何でも読みます。

年齢のせいか最近は暴力シーンが登場する本は避ける傾向になりました。

最近読んだ本で印象に残っている本は劉慈欣さんの「三体」、米澤穂信さんの「黒牢城」、

楡周平さんの「ヘルメースの審判」などですね。

今は竹倉史人さんの「土偶を読む」を読んでいます。

「ついに土偶の正体を解明しました」で始まる考察が、なかなか面白い本です。

7.「隣接する家庭菜園」



リタイヤ前は荒れ放題で野草園状態でした。昨年から毎日のように草を引き、何とか菜園らしくなりました。

畝も見えるようになり、作物も取れ始めました。

沢山とれた時には近所におすそ分けもできるようになりました。

夕食の準備の際に、ちょっと畑に出て、セイソウやキュウリ、ナスをもぎってきて食材にする生活はいいのものです。

7.ネコ

我が家には2匹のネコがいます。

ネコがいることで、女房との潤滑油になっているように思います。



ざっと、思い浮かべると上のような理由・要素があるように思います。

高知の田園地帯だからこその要素もあり、全ての方の参考になる分析結果ではないかもしれません。

人それぞれ個性も違うし、住んでいる環境も違います。

いずれにしても、サラリーマン時代のことはさっさと忘れ、新しいことに楽しみを見つけ、身の回りのことは自分ですることが肝心ではないでしょうか。

参考にしてください。


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