高知のカツオはなぜおいしいのか?


息子が東京から久しぶりに高知に帰ってきました。

高知に帰ってきたらやはりカツオのタタキを食べさせたいと思います。


高知のタタキの作り方

我が家のタタキの食べ方を紹介します。

たぶん、カツオ好きの高知県民の平均的な食べ方だと思います。

昔は自宅にわらがあり、炙っていましたが、今はタタキにした柵を買ってきます。

今日は買い出しが遅くなり、思うような量を調達することができませんでした。

食べやすい大きさに切ったタタキを深さのある皿に並べます。

スライスした玉ねぎをタタキが見えなくなるくらい被せます。

続いて、ねぎ、ミョウガなど薬味を重ねます。

そしてタレをかけ、冷蔵庫で2時間ほど置くと、完成です。

ニンニクと一緒に食べるとカツオの旨味がより一層引き出されるます。


なぜ、高知のカツオはおいしいのか?

県外からのお客さんにカツオを食べてもらうと、一様に驚かれます。

「今までこんなカツオを食べたことがない。」

「カツオって生臭いイメージがあったが、今まで食べてきたカツオって何だったんだろう?と思うくらいおいしい。」

などなど喜んでいただけます。

高知県民としてとても嬉しく誇らしい場面です。

一方、「カツオは春に北上し、秋に南下する。カツオは高知沖だけでなく全国で獲れる。なぜ、高知のカツオはおいしいのか?」と疑問に思っていました。

東京にも店を出す土佐料理の店の社長と話す機会があり、疑問をぶつけてみました。

その社長曰く「それは高知県民の舌が肥えているから。」

怪訝な顔をする私に向かって次のように続けました。

「あの店のカツオはまずいとなったらその店は潰れる。高知県民に納得してもらうカツオを出すことが店を続けるために必要な条件。そのために、全国津々浦々の港に懇意な仲買人を作り、情報を入れてもらうようにしている。カツオが入ったという情報があれば水揚げ日、漁場、漁法、魚体のサイズ、冷蔵・冷凍の状態などを聞き、納得がいけばすぐに取りに行く。漁法は一本釣り。延縄などで獲ったカツオは扱わない。県外のスーパーなどは延縄で獲ったカツオを店に出しているが・・」

なるほど、とうなりました。

確かに、居酒屋・料亭の店選びはカツオがおいしいことが当たり前です。

カツオのまずい店は2度と行きません。

カツオ好きの高知県民を納得させるために居酒屋・料亭、更に量販店は日々、努力をしているのだから、高知のカツオはおいしいんだ、と納得しました。


息子に高知の料理をたっぷり食べさせることができました

昨日のカツオのタタキは表面を焼いた香ばしい薫りとカツオの旨味が絶妙でした。

併せてドロメ(関東では生シラス)を青ヌタで一品。

息子が小さい時、川遊びをした話題とともに川エビのかき揚げも出しました。


高知でのリタイヤ生活は地元の食材を楽しむことで彩り豊かになります

高知にはおいしい食べ物がたくさんあります。

地元の季節の食材を楽しむことで、高知の生活は彩り豊かなものになると思っています。

うん、高知でのリタイヤ生活は楽しいものです。


息子の今回の帰省で夕食を一緒にすることができるのはあと今日と明日。

東京での生活に戻るまでに高知の食材をたっぷり食べさせたいと思います。

さて、今晩の夕食は何にしましょう?


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