南海トラフ周辺での地震発生が少ないのはなぜ?

 
直近1ケ月に発生した地震の分布図です。

高知県沖の南海トラフ周辺での地震はほとんどありません。

南海トラフ地震の心配はないのでしょうか?





久しぶりの国立科学博物館

久しぶりに上野の国立科学博物館に行きました。
入館には事前予約が必要です。
ゲートでチェックを受けた後、チケットを購入します。







私は高知県の長寿手帳を見せると、そのまま入場できました。









日本列島とその周辺の地震発生頻度の図にビックリ


日本館の3階に行くと、日本列島の地図に沢山のマークが付いている展示がありました。
各点は地震の発生地点を表しています。
日本列島とその周辺の地震の発生場所と頻度が一目でわかります。
これは過去1ケ月(2022年9月29日13:00~同年10月29日13:00)に発生した地震を表示した展示です。
東北大震災の記憶が生々しい東北沖は今でも地震が頻発しています。
関東周辺も多いですね。
ン?
我が高知県沖にはほとんど地震の発生がありません。
この地震の少なさは、私たちの生活感と合致します。
東北や関東の地震のニュースを聞くことがあります。
日本列島は地震列島なんだと思って見ています。
でも、高知で地震はほとんどありません。
体感できるような大きな地震は年に1度、あるかないかです。
南海大震災の発生が近いと言われる地域ですが、ほとんど地震がありません。
何故なんだろう?

今後30年以内に70%から80%の確率で発生が予想されている南海トラフ地震

高知沖には南海トラフがあります。
南海トラフを震源とする南海トラフ地震については、気象庁が今後30年の発生確率を70%から80%と予想しています。
南海トラフ地震については、発生メカニズムも含め気象庁のHPに詳しい資料があります。


私が引用して紹介するよりも気象庁のHPを見た方が正確でしょう。

なぜ、南海トラフ周辺での地震が少ないの?

プレートが潜り込むあたりでは、大きな地震のほかに小さな地震も発生します。
東北沖がそのいい例です。
それなのに南海トラフ周辺では地震が少ないのでしょう?

素人が考える理由は
(1)プレート同士が地震が起きないほど固着している。
 ユーラシアプレートは小さな反発もすることなく、フィリピンプレートに固着して引きずられて沈み込んでおり、地震発生の歪みを貯め込み続けている。
(2)プレート同士の摩擦が少なく、フィリピンプレートはユーラシアプレートを引きずり込むことなく、単独でスムーズに沈み込んでいる。
 だから、歪みもないし、将来の地震の発生もない。

私は当然、(2)の南海トラフぬるぬるスルスル説を支持します。
支持したいと思います。
いや、そうあってほしいと思います。

下手の考え休むに似たり

人間の考えることなど軽々と超えるような自然の脅威。
差し当たっての南海トラフ地震の発生はないかもしれません。
それでも気を緩めず「必ず来る」ことを前提にして行動することを肝に銘じたいと思います。




 

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