上方落語の繁昌亭でたっぷり2時間半 上方落語・演芸を楽しみました

大阪の落語の定席・天満天神繁昌亭に行ってきました。






戦後60年ぶりに復活を遂げた上方落語唯一の定席「天満天神繁昌亭」

東京には落語の定席、つまり、毎日落語を聞くことのできる寄席がいくつかあります。
例えば、上野の鈴本演芸場、浅草の浅草演芸ホール、新宿の末広亭などです。
この中で、上野の鈴本演芸場によく行きます。
一方、上方落語の大阪には落語の定席がながらくありませんでした。
2006年9月、戦後60年ぶりに復活を遂げた上方落語唯一の定席が「天満天神繁昌亭」です。 
(この当たりの経緯は繁昌亭HPに紹介されています)

前から行きたかった天満天神繁昌亭

誕生以来16年も経っているんですね。
2006年と言えば私が50才前で、会社勤めをしていました。
休みをやりくりして旅行を計画するとなぜか大阪はすぽっと抜けていました。
そんなことで大阪の繁昌亭に行きたい気はありながら、訪れることができませんでした。
リタイヤして2年半。
今回、一人旅の途中で大阪で一泊することになり、この機会に行ってみようとなりました。

繁昌亭は南森町にあります

大阪はあまり詳しくありません。
行ったとしても梅田周辺か大阪市立美術館のある当たりです。
繁昌亭は南森町にあります。
南森町はまだ行ったことがありません。
調べて見ると谷町線で東梅田から一駅で南森町です。
東梅田も地下街で梅田とつながっています。
なんだ、近いじゃない。

繁昌亭は南森町の駅から徒歩3分

谷町線の南森町で降り、地上に出てこの方向だ、と思いながら歩き始めました。
アーケードに入ると、ありました、繁昌亭への誘導看板がありました。
その看板の角を曲がるとそのすぐ先に沢山の提灯で飾られた建物が目に入りました。
その派手な建物が繁昌亭でした。









窓口で当日券を購入。
全席指定です。
残りの座席があまりありませんでした。
行くのなら、事前にチケットを購入しておいた方が無難ですね。



建物も高座もきれい

繁昌亭がスタートして16年です。
建物も高座も新築のようでした。
私の席は「き 10番」でした。
縦横ともにほぼ中央の席です。
高座との距離感も丁度でした




2時間半 たっぷりと上方落語、演芸を楽しめました

18時開演。
仲入りまで4人の落語家が高座を務めます。
テレビでおなじみの桂吉弥さんも出ています。
仲入りの時に時計を見ると19時半。
1時間半で4人ですから、一人が20分少々の持ち時間です。
東京の定席では一人きっちり15分です。
繁昌亭ではまくらも長く、同じ定席でも上方のほうがすこし余裕があります。
仲入り後は和妻、つまり和製マジックととり。
和妻は和紙をちぎって蝶を作り、その蝶を扇子で自由自在に操るというものでした
テレビで見たことはありましたが、実際に見るのは初めてでした。
本当に扇子の風だけであんなに自由自在に操ることができるんだろうか?
種があるとしたら、どんな種なんだろう。
最後のとりは人情噺。
相撲取りと谷町の話でした。
ほろっと来たところでお開き。
20時半でした。
開演から2時間半。
たっぷり上方落語、演芸を楽しむことができました。

繁昌亭を出ると今日の演目が貼られていました。
生寿さん。力ありますね。
吉弥さんの七段目の観劇好きの若旦那の仕草。
松喬さんのテレスコは落ちまで行きませんでした。次回に落ちを話すので、ぜひ、来てくれ。こんな落ちは初めてでした。
幸助餅。相撲取りと谷町の話でした。ちょうど11月場所の初日。いい演目でしたし、つい、涙が出てしまいました。



大阪にはなんばグランド花月もあります。
先日、行きました。
これはこれでおもしろかったですね。
でも、次にどちらに行く?となると、繁昌亭かな、と思います。
梅田からも近いし、2時間半、たっぷり話を聞くことができます。
もっと早くに行っとけばよかったですね。


「行きたいと思っ時にすぐに行く」
「人生、はじけてなんぼ」







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