私たちも短冊に願いを書いてみませんか?

 

6月下旬のある日の夜、高知駅からごめんなはり線に乗車しました。

車内には、七夕にちなんだ飾り付けがしてあり、子供たちの様々な願いが書かれていました。

「彼氏ができますように」

微笑ましくてつい、写真を撮ってしまいました。

車両の中に吊り下げられている短冊を見ると、微笑ましいものから今の世の中の不安定さを感じるものまでいろいろな短冊がありました。


微笑ましい短冊

「警察官になり(れ)ますように」

大人になって警察官になり、悪い奴を逮捕しちゃってください。

「私のお願いは好きな人と両思いになれますように」
あなたの好きな人も、きっと、あなたのことが好きなんだと思いますよ。































「お金持ちになりたい」

お金持ちになることができればいいですね。

でも、お金持ちにならなくても幸せになることはできます。
映画「最高の人生の見つけ方」で天海祐希さん演じる女性実業家が「貧乏人はお金持ちになりさえすれば幸せになれると思っている。そんなもんじゃないわよ。」というシーンがあります。
お金も大切だと思います。
お金よりも大切なものがあります。
自分にとって大切なものは何か?
それを見つけるための旅が人生だと思います。
いい旅をしてください。



「にじゅうのコンサートにいつか行けますように。
ジャンボ5億円当たりますように。」

ニジュウは憧れなのでしょうね。
あこがれる人、こと、物があることは素晴らしいことです。

コンサートに行くことができることを願ってますよ。

ジャンボの5億円は当たった方がいいのか悪いのか、よくわかりません。


何があったの?


「一人でも生きて行けますように」

何があったんだろう、と思います。

自立することは大切です。
でも、人は一人では生きて行くことができません。
人生は出会いです。
いい出会いがありますように。


「長続きしますように」


私も思い当たることがあります。

お互いに、長続きするよう、心がけましょうね。




ほろっとくる短冊

「お母さんの床ずれが良くなりますように」

お母さんは長く入院をしているのでしょうか。
お母さんの快方を願う子供の短冊にほろっと、ウルっとします。

お母さんが早くよくなることを願っています。


不安な今の世の中を映し出す短冊



「世界中の人々が平和に暮らせるように」

全くその通りですね。

子供たちに心配をさせ、短冊にこんな願いを書かせてしまう大人たちの一人として胸が痛みます。
「コロナが落ち着きますように」

子供たちももう2年以上、コロナの影響を受けています。
思春期の多感な時期をコロナで不自由な思いをしていることでしょう。
コロナが早く落ち着くことを私も願っています。



「みんなが笑顔になれますように」

本当にそうですね。
笑顔に出会うとこちらまで笑顔になります。
みんなが笑顔の社会が一番ですね。





子供たちにこんな心配までさせているんだ


「土佐くろしお鉄道ごめんなはり線の乗客が増えますように。長く続きますように。」

きっと君が高校生になるときまでごめんなはり線があるんだろうか、と心配なんでしょうね。
地元の公共交通機関を守っていくのは地元の人たちです。
私も機会があるごとに乗るようにしています。
ごめんなはり線がいつまでも走るために応援しましょう。

1時間にほぼ1本。
一両編成のごめんなはり線。

21時過ぎのこの日のごめんなはり線。
高知駅では立ち客もいました。
30分も走る頃には学生さんたちも次々に降り、車内は空席が目立つようになります。
ごめんなはり線は東部から高知市内に通う学生さんたちの貴重な交通手段です。
普段、車で移動することの多い私にとっても、ごめんなはり線があることで助かっています。
いつまでもごめんなはり線が地元の足として存続するためにわざわざでもいいので乗る機会を増やしていきたいと思っています。



何気なく目に留まった七夕の短冊。
子供たちの素直な気持ちやら、今の世相を反映したものまで沢山ありました。
小さな胸に希望、不安が灯っているのですね。
どんな未来を子供たちに残していけるのか。
私たちも短冊に願いを書いてみませんか?


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