アイランド・ホッピング 4島目 日本最南端の島・波照間島
島を一つずつブログに上げています。
4島目は日本最南端の島・波照間島です。
波照間島へは石垣島から高速艇で1時間半
ここから周辺の離島への便が発着しています。
双胴船で揺れは抑えられているはずですが、それでも揺れました。
石垣島を8時に出航し、波照間島に9時40分に到着。
今日は波が高かったので速度を押さえていたようです。
さ、波照間島に上陸です。
観光客がほとんどです。
日本最南端の碑
午後から天気が崩れそうです。
民宿に荷物を下ろし、電動自転車を借りて早速日本最南端の碑に向かいました。
ここがフォーエッジの一つ最南端かぁ。
来て見るとあっけないものです。
浸食された垂直の断崖絶壁の海岸が続いています。
周りには何もありません。
別にお土産屋さんなどを期待していたわけではありませんが、本当に何もありません。
石垣島から25kmにある絶海の孤島です。
周りには何もありません。
海水がとてもきれいで、ゴミ一つありません。
この後で向かった小浜島や黒島の海もきれいでしたけど、波照間島と比べるとゴミが目立ちました。
幻の泡盛 波照間酒造の泡波(あわなみ)
島の人のために製造している泡盛・泡波は製造数量が少なく幻の泡盛と呼ばれているそうです。
そうなると値段が吊り上がっています。
石垣島の土産売り場では3合瓶が5,800円!
ネットでも1升瓶で2万円で売られています。
集落の中に波照間酒造所があり、直販所があります。高速艇で一緒に渡ってきた面々が集まってきます。
この日は2合瓶、3合瓶、1升瓶の販売はなし。
ミニボトル(100mL)と2升5合瓶のみ販売していました。
2升5合瓶は「ます(升)ます(升)繁昌(半升=5合)」のごろ合わせの縁起物です。
飲んでみるとすっきりとしてくせがありません。
すっとのどを通ります。
でも私は1升を20,000円では買いません。
私たちが宿泊した民宿に前日宿泊したグループが2升5合瓶を4本買って、午後の便で帰っていきました。
直販所では12,000円で販売していました。
多分、石垣島に渡れば、更に東京に持って行けば高く売れるのでしょう。
そのグループの面々はなんだかおどおどとした雰囲気でした。
泡盛を含め焼酎は蒸留酒、つまりスピリッツ(蒸留酒)です。
スピリッツには魂という意味もあります。
泡波は波照間島の人のスピリッツです。
そのスピリッツで小金を稼ごうとする人を日本最南端に来てまで見るのは寂しいものでした。
日本最南端の島の日の出
日本最南端の島の波照間島は南十字星を見ることができると、星好きの人に有名です。
残念ながら曇天で星空を見ることはできませんでした。
朝になると雲がなくなっています。
直角に交わる道標のどちらにも「集落」としか書いてありません。
どういう意味?
正解は「島に集落は一つしかなく、どっちに行っても集落に辿り着く」でした。
島の中心部の集落のすぐそばに建っています。
島には高い山、丘はありません。
このくらいの高さの灯台で海まで光が届くのでしょう。
四方の海に光が届くから今の中央に灯台があるのでしょう。
伝統的な家屋です。
この写真には写っていませんが、沢山の猫がいました。
八重山諸島のどの島もネコとヤギを見ることができました。
そしてネコは人に慣れていて近寄ってきました
日用品や食品、酒類などを販売しています。
島のご老人たちが買い物に来ていました。
船でやって来てバタバタと島を回り、泡波を買いあさり、バタバタと去っていく旅人に顔をしかめているような雰囲気を感じました。
でも、島の人たちはそんな感情を表には出しません。
島を旅する者は島の人の生活に土足で踏み込むことがないよう重々、気を付けなければなりません。
コメント