赤星山にカタクリの花を見に行っていました
赤星山(四国中央市)にカタクリの花を見に行っていました。
久しぶりに標高差1,000ⅿを越える山登りでした。
いやぁ、上りのきついこと、きついこと。
でも、ピークでカタクリの可憐な花に出会うとその疲れも忘れることができました。
久しぶりに標高差1,000ⅿを越える山登りでした。
いやぁ、上りのきついこと、きついこと。
でも、ピークでカタクリの可憐な花に出会うとその疲れも忘れることができました。
赤星山
赤星山は四国中央市にある標高1,453ⅿの山です。
海岸からわずか6㎞しか離れていないのに、1,500m近い標高があります。
また、春になるとカタクリの花が咲くことでも有名です。
関東地方ではそのあたりで咲くと聞いたことがあります。
四国では数か所に群生しているようです。
赤星山はその一つです。
カタクリの咲くこの季節は、その可憐な花を眺めに沢山の登山者が訪れます。
今回は野田ルートで登りました
赤星山は2回目です。
前回はもう20年ほど前、家内と訪れました。
その時は中尾ルートという初心者向けのルートでした。
今回は野田ルートです。
このコースマップによると標高差が1,164ⅿ、7.3km、コースタイム6時間半です。
7.3kmなら楽勝!と思ってしまいますが、平地の7.3kmと山での7.3kmは随分と差があります。
距離だけでなくその間にどれだけ高度を稼ぐのかにもよって更に差があります。
参考までに石鎚山登山の入門コースとも言える土小屋ルートを見てみましょう。
標高差679m、距離8.6km、コースタイム4時間33分です。
土小屋コースに比べ赤星山野田コースは標高差は1.7倍、距離は0.84倍。
標高差が1.7倍で且つ勾配がきついことが分かります。
私と言えば、山行向けのトレーニングをしていない65才。
相当きついだろうと覚悟して向かいました。
野田登山口
4月22日の土曜日の9時前に野田登山口に行くと駐車場は車で一杯です。ヤマップのコースマップでは往復で7.3kmでした。
現地の案内は片道4.5km、往復9km。
実際に歩いてみるとこの片道4.5kmが正しように思いました。
前半は渓谷を縫うように進みました
歩きはじめるとすぐに渓谷に出ます。渓谷を縫うように進みます。
瀬戸内の渓谷でも水量は豊富でした。
中には渓谷を渡している木材が朽ちかけ苔むしているものもあります。
でも、しっかりしているので風情と思って渡ります。
左に行くと直接山頂に向かうコース。
右に行けば千丈滝を経由するコースです。
上りは千丈滝のコースを選びました。
随分と登ってきたと思うのですが、まだこの水量が流れています。
この水量だとまだまだ先があるなぁ、と思うと同時にこの山系は水が豊富だと感じます。
この後は渓谷が細くなり森林地帯を黙々と歩きます。
この日は良く晴れた上に暑くもなく歩きやすい山登りに最適の気候でした。
赤星山の頂上
歩き始めてからちょうど3時間。
明るい山頂に到着しました。
一緒に登ってきた友人と山頂で記念写真。
学生時代からの友人です。
18才で出会ってから早や47年。
しみじみと「65才だなんて、人生、速いもんだなぁ。」
瀬戸内海と四国中央市土居町辺りです。
皆さん、見晴らしのいい瀬戸内海側を向いてお昼ご飯を食べています。
向こうに見えるのは二つ岩や東赤石方面です。
四国はアプローチが短いところにいい山があります。
13時ごろに沢山の登山者が登ってきました。
カタクリが咲き始めていました
可憐なカタクリの花。
関東ではそこらあたりに咲いていると言われたことがあります。
四国では一般的な花ではありません。
それでも、いくつかカタクリの群生地があります。
ここ赤星山はその一つです。
山頂周辺にもちらほら咲いています。
山頂のすぐ近くに群生地があります。
そこもまだ本格的な開花していませんでした。
GW頃にはたくさん咲いているでしょうね。
カタクリを見るツアーのようです。
先やりに先導され数班で行動していました。
地理や自然に詳しいリーダーの下で山に行くと安全で詳しい知識が付くのでしょうね。
さぁ、下りです
上りはきつい。
下りもきつい。
特に膝に来ます。
また、年齢とともにどんくさくなっています。
躓いたりして体勢を崩すと立て直すことができなく、そのまま転倒することもあります。
慎重に下っていきます。
大きな岩の表面を苔が覆っています。
その苔から水がしたたり落ちています。
手ですくってのどを潤しました。
甘露、甘露。
冷たくてまろやかな味です。
ナルゲンボトルが空いていたのでボトルに詰めて持って帰りました。
この水で割ったウィスキーを飲みながら、今日の赤星山を思い出すことにしましょう。
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