西岸良平の「鎌倉ものがたり」最新刊第３７巻を購入しました
早速、購入しました
「鎌倉ものがたり」西岸良平
鎌倉に住むミステリー作家の一色正和と妻の亜紀子が主人公の物語です。
この町・鎌倉には、人間と魔物や妖怪が共存しています。
正和は鎌倉で発生する怪事件の数々を、鎌倉警察署や愛妻・亜紀子と共に解決してゆくストーリーです。
なんとこの「鎌倉ものがたり」は1984年にスタートしています。
なんと40年も続く物語です。
その割には主人公の一色先生も亜紀子さんも年を取らない などと言ってはいけません。
いつまでも新婚気分の二人を中心に展開する話は安心してみることができます。
この「鎌倉ものがたり」は映画化されています。
もちろん、観に行きました。
「鎌倉ものがたり」の中のいくつかの話を上手に盛り込んだ作品でした。
昨年10月に35，36巻を購入したことをブログにあげています。
今回は最新刊の第37巻です。
37巻の紹介は上のHPからご覧ください。
西岸良平さんは1947年7月生まれです。
御年77才。
私よりも10歳年上です。
77才になっても創作意欲が衰えず、大したものです。
今回も「鎌倉ものがたり」をたっぷり楽しみました。
自選 「鎌倉ものがたりプラス」
表紙に書かれている人物は「鎌倉ものがたり」の一色先生と亜紀子さんだけでなく、西岸さんの他の作品の登場人物たちも見ることができます。
ふと懐かしくなってこちらも購入しました。
ひょっとしてと思い、本棚を見ると隅っこに「蜃気朗」がありました！
「蜃気朗①」は1980年6月10日に初版が出ています。
西岸良平さんは「鎌倉ものがたり」だけでなく「3丁目の夕陽」、「蜃気朗」、「ポーラーレディ」などの作品があります。
「3丁目の夕陽」は映画化されましたのでご存知の方も多いと思います。
東京タワーが建設される当時の東京の下町を舞台にした物語です。
「蜃気朗」は怪盗蜃気朗が主人公の物語です。
思いもよらない盗みの手法や蜃気朗の痛快なスケールの大きな人生が好きでした。
「ポーラーレディ」は魔法販売会社ポーラー者に勤める蘭子が主人公の物語です。
西岸さんのウィットの効いた魔法や物語の展開が好きでした。
今回の「鎌倉ものがたりプラス」は「鎌倉ものがたり」から3話に加え、西岸さんご自身が「3丁目の夕陽」、「蜃気朗」、「ポーラーレディ」から選んだ作品が取り上げられています。このほかに「地球の長い午後」も載っていますが、この話の前の話を読んでいないとすこし戸惑うかもしれません。
それにしても懐かしい作品に久しぶりに触れることができ、堪能しました。
今でも「鎌倉ものがたり」は全37巻を持っています。
「3丁目の夕陽」、「蜃気朗」、「ポーラーレディ」も全巻揃えていましたが、いつの間にか散逸してしまいました。
ひょっとしてと思い、本棚を見ると隅っこに「蜃気朗」がありました！
早速、寝転がって読みました。
「そう、そう。こんな話だった。」
今読んでも、古さを感じませんね。
こんな怪盗はカッコいいと感じます。
私が持っているのは1983年6月25日の28版です。
たった3年で28版まで行っているのは驚きですね。
「3丁目の夕陽」も「ポーラーレディ」も懐かしくてまた手に取って読んでみたいと思います。
でも、今の年令からまた全巻揃えなおすのは うーん、ちょっとしんどいかな。
コメント