農業を舐めていました (-_-;)

 

向かって右側が今春、我が家で収穫したニンジンです。
その左はスーパーで売っていたニンジンです。

我が家の家庭菜園の収穫が目に見えて悪くなってきました。






リタイアして始めた家庭菜園の収穫が目に見えて少なくなってきました

4年前にリタイアしました。
一年目は荒れ放題だった畑の草をとにかく引きました。
地面が見えたところに畝を作って作物を植えました。
こうして家庭菜園を復活させました。
園芸店で見かけた苗を買ってきて植えると何とか育ちます。
形も揃っていないし、虫が食べた跡もあります。
できた分を収穫し、我が家の食卓でいただいています。
最初の頃はそれなりに収穫できていたのにわずか数年で目に見えて収穫量が少なくなってきました。

キュウリがとれなくなりました

最初の年はヘチマのような大きなキュウリが毎日のように収穫できました。
ご近所にもおすそ分けすることができました。
でも、去年はほとんど収穫できませんでした。

玉ねぎはだんだん小さくなりました


我が家で食べる分ができればいいので、無農薬はもちろん無肥料で育てています。
冬に玉ねぎの苗を植えると春先には握りこぶしほどの玉ねぎが収穫できました。
2年ほど栽培した頃、ふと、思いました。
玉ねぎの独特の香りは硫黄化合物です。
何年も作っていると土壌中の硫黄はなくなってしまうのではないだろうか。
知り合いの大学の土壌学の先生に聞くと「作物に取り込まれ土壌から失われた成分を肥料で補わないと育ちませんよ。」とアドバイスをくれました。
それでも毎年そこそこ育っているのだから、土壌中にはきっと栄養分が豊富にあるのだろうと肥料を使いませんでした。

今年の春の玉ねぎはピンポン玉くらいの小さいものばかりでした。

真ん中の立派な玉ねぎは近所の方にもらったものです。
その周囲のまるでラッキョウのような玉ねぎが我が家の玉ねぎです。





オクラもとれなくなりました

畑に行くと毎日のように収穫できたオクラ。
翌年は全く育ちませんでした。
知り合いのオクラ農家の方に聞くと「オクラは連作すると収穫できませんよ。一度作ると3年は他の作物を作ります。」とのことでした。


農業には様々な工夫、取り組みがなされているんですね

植物は根から水分を吸収し、お日様を浴び光合成をするのだから植えれば育つだろう、と安易に思っていました。
いやいやそうではありません。
自然を相手に高品質・高収量を維持していくには様々な工夫、取り組みがなされているのですね。


1800年には9億人だった世界人口は1900年には16億人、2000年には60億人を超えました。
2023年には80億人を超えたと言われています。
これだけの人口を支えているのは農業です。
農業が安定して沢山の食料を供給することができなければこれだけの人口を養っていくことはできません。
改めて農業の偉大さに思い至りました。


今年は沢山の肥料をやってみるつもりです。



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