温泉で火照った体に沢を伝う風とビールが気持ちいいうまじ温泉

 

今回もアルバイトのついでに、高知県馬路村にあるうまじ温泉に行きました。
国道55号線から北に入ること約20㎞。
私が前回行ったのはもう40年近く前のこと。
国道から随分と北に入るように思っていましたが、今回は割と早く着きました。
地元の方に聞くと、「道が良くなりましたから。」とのこと。
周りからは渓流のせせらぎ、野鳥やカジカカエルの鳴き声が聞こえのんびり過ごすことができました。


何はさておき温泉に入ります

今日ははやめにチェックインすることができました。
部屋でゴロゴロなんてもったいない。
早速温泉に浸かりに行きました。
遊び心溢れる男湯の入り口です。
忍者風に見えますが、別に忍者の里というわけではありません。



泉質はナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉だそうです。
温泉らしくぬるぬるとしています。
少しつかるとぽかぽかとしてきます。


渓流沿いの壁には龍の絵が描かれています。
2020年1月菜々子の署名のように見えます。
従業員さんに聞いても詳細は分かりませんでした。

渓流沿いのテラスでビール

夕食まで渓流沿いのテラスでビールを飲んで過ごしました。

温泉で火照った体に渓流を吹く風の気持ちのいいこと。

渓流の音とウグイス、ホトトギス更にカジカカエルの鳴き声も聞こえます。

いい雰囲気の中で飲むビールはまた格別です。

ビールをもう一本、と行きたいところですが、ここはこの一本で押さえておきましょう。


さぁ、夕食です

アメゴとこんにゃくの刺身。
お山らしい!
アメゴの刺身はめったに口にすることはありません。
淡白なお味です。
こんにゃくは奥のヌタでいただきました。




次は安田川で獲れた天然のアユの塩焼き。
頭をとってそのままガブリ。
骨も柔らかく食べることができました。
今の時期、仁淀川のアユはもう骨が硬く、そのまま食べるには躊躇します。
なぜ?
聞いてみると、次のように答えてくれました。
「安田川は川自体が小さく、アユもまだ小さい。
骨が硬くなるのは8月になってからです。
だから、安田川の今のアユは骨ごと食べることができるのです。
骨の違いだけでなく、味そのものも安田川の方がおいしいと思いますよ。」
激しくなっとく。

ビールに続いて、竹酒。
キンキンに冷やした竹筒に冷酒を入れています。
おちょこの竹も大きい。
冷たいお酒がくいくいっと入っていきます。
いい気分、いい気分!

渓流を臨むお部屋で朝までぐっすり

渓流の音とカジカカエルの音がBGMになり、朝までぐっすりと眠ることができました。






お山の朝ご飯はアメゴの開き

お山の朝ごはんです。
お魚は?と見ると、あら、アメゴの開き。
何ともお山らしいですね。
アメゴの開きは焦げやすいので、注意しながら焼いていきます。
いい焼き色になりました。
思わず「ビール!」と叫びそうになり、ふと、我に返ります。
海の魚より魚臭さがなく朝食にはぴったりです。

いたるところにもてなす気持ち


レストランで使われている箸袋です。
上が夕食、下が朝食の時の箸袋です。
夕食の時には「ねぇねぇ どこから来たが?とーいとこ?ねぇおふろはいった?ねぇねぇなまえは?ねぇ。」と遠来の客をねぎらってくれます。
朝食の際には「おはよう。きのうはちゃんとねれたかえ?川の音、うるそうなかった?ねぇ、ごはんたべたらいっしょにあそばんかえ。」と気遣い、誘ってくれます。
この箸袋に、夕と朝に違う箸袋が使われていることに気付く客は少なそうです。
でも、あちこちにこうしたもてなす気持ちがあります。
それに気づくと、こちらもほっこりします。

もう一度、のんびり、訪ねてみたい温泉でした。













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