高知でフグを食べてみました

 

気になったもの、ことはとにかく試してみる。
気に入れば、また、行けばいい。

そう思っています。高知と言えばカツオ。
たまにはフグも食べてみたいと思います。
気になっていた海ぼうずのフグを食べてきました。




海ぼうず

高知に海ぼうずという店があります。
昨年末、高校の同期生の忘年会をこの店で行いました。
その際、フグ料理、クエ料理があることを知りました。
HPにフグについて次の紹介があります。

「天然の活とらふぐ、天然の活くえを利用してます

料金はやや高価ですが「全然違う。」「これまで食べたふぐ、くえはなんだったんだ」という感想も頂いています。
天然活とらふぐは身が養殖とは異なり薄作りは身の旨みが大変実感できます
一方お鍋のぶつ切りは身が大きくブリブリした中にしっかりとした旨みが存分に堪能頂け
野菜の方も高知の美味しい野菜と豆腐を利用しています
天然物は何より「美味しいダシが存分に出るので」締めのぞうすいが格別で素材の違いが堪能頂けます」 以上 HPから

これは一度試してみなければなりません。
友人たちと訪問しました。

さ、フグを楽しみましょう

追手筋の一つ北の通りにお店があります。
夕暮れの中でも看板が目立ちます。








まずはテッサ。
薄く削いでいますが、身がしっかりしていて噛みしめるとフグの旨味が口の中に広がります。






ザク
コリっとした歯ごたえがあり、酒の肴にぴったりです。







さ、次はお鍋です。
鍋は自分たちで材料を入れます。
次の注意を受けました。
(1)白子は煮過ぎない。煮過ぎると溶ける。
(2)皮は鍋の底で焦げ付きやすい。他の材料を入れた上に乗せる。
(3)春菊は煮過ぎると後の雑炊に苦みが残る。
(4)3人前なので2,3回に分けて入れるといい。

アツアツ、ふわふわの白子。
口に入れるととろっと溶けるようです。
旨い、うまい。
冷酒がぴったりです。






フグの身と皮です。
身はプリッとして、噛むほどに旨味が広がります。
皮はコラーゲンがあり、これも旨い。

あっという間に食べつくしました。




〆の雑炊です。
お鍋を下げてもらって、雑炊に仕上げて持ってきてくれます。
フグの出汁が出て、うまい、うまい。
鍋の底までさらっていただきました。






このコースで一人前12,000円(税別)。
フグという食材ですから、お高くなるのは仕方ありません。
リタイア生活者が気軽に行くことはできません。
再訪できることを楽しみにしていましょう。


気合の入った会食は人生であと何回あるでしょうか。
多めに見て年に4,5回としても100回はないでしょう。
普段は家庭菜園で採れた野菜中心の食事です。
たまに外に食べに行く際は、納得するものを食べたい。
気になっているもの、ことは、まず、試してみる。
気に入ったら、また行けばいい。


海ぼうずのフグ料理。
一つ帳が消えました。

「帳が消える」とは聞きなれない土佐弁かもしれません。
お袋がよく言っていました。
「帳」とは「to do リスト」の意味に加え、やらなくてもいいけど気になっていることを意味しているようでした。
単に架空の帳面から消えたというより、自分で納得した、という風に使っていたように思います。
今回、海ぼうずのフグを堪能し、納得しました。
さ、人生でまだまだ帳に残っていることが沢山あります。

リタイア生活を楽しみながら、帳を一つずつ消していきましょう。

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