野市に”とばし”が戻ってきました

 

聞きなれない言葉かもしれませんね”とばし”
お菓子と交換できる”札”を凧から飛ばすことから”とばし”と言われています。
上から降ってくる札を求めて大人も子供も空を見上げ、下に落ちた札を探すため地面に這いつくばったりします。
冬の風の強い物部川筋の野市の名物です。
コロナでやまっていましたが、今年から復活です。




”とばし”はこうして行われています

”とばし”を空にあげる凧です。
土佐凧と呼ばれる高知県の凧です。








とばしを入れた布袋を凧のしっぽに結び付けます。
袋の口はこよりで綴じます。
こよりに火をつけ、上空で切れて、袋が開くようになっています。




さぁ、準備ができました。
周りに人が集まってきます。







みんなが期待を込めて見詰める中、物部川沿いの風を受けぐんぐんと上っていきます。









上空で袋が開き、札がひらひらと落ちてきます。
地上では、落ちてくる方向に向かって上空を見上げながら人が移動していきます。


真っ先にとばしを持ってきたのは子供たちです。
商品のお菓子を手にし、思わず駆け出す子供たちです。
ぞろぞろと大人たちもとばしをもって交換に来るようになりました。

30年ほど前の我が家

冷蔵庫に貼っているので色あせてしまっています。
もう30年ほど前、我が家の子供たちと一緒にとばしを楽しんだときの写真です。
この当時はグランドも整備されておらず、あちこちに藪がありました。
とばしが藪の中に落ちると、藪をものともせず突進し、体中、ひっつきが付いていました。
何とも懐かしく思い出しました。







2月11日には最大100畳の大凧揚げです。
コロナの間はできなかった地元の大切な行事です。
いまから今年はどんなになるんだろうと楽しみです。
























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