ゴジラ -1.0を観てきました

 ゴジラ70周年作品の「ゴジラ -1.0」を観てきました。
素直におもしろかったですね。
そして途中からシナリオは読めていましたが、ラストシーンではつい落涙してしまいました。
年と共に緩くなっています。




ゴジラ ー1.0


何もかもなくした戦後の日本。
そのゼロの日本にゴジラが襲い掛かる、という物語です。

映画そのものの情報はネット上に沢山揚がっていると思いますので、ググってください。









東宝シネマズ高知

イオン高知の中にあるシネコンで観ました。
11月3日に上映が始まりました。
私は13日の月曜日の12時過ぎの回を観に行きました。
上映開始から10日も経った平日の昼間の回であり、ガラガラだと予想していましたが、そこそこの入りでした。
やはりゴジラは鉄板ですね。








こんな女に誰がした

特攻崩れの敷島を神木隆之介さんを、他人の赤ちゃんを背負い込んだ女性・大石典子を浜辺美波さんが演じています。
今年の連続テレビ小説「らんまん」の牧野万太郎と妻・寿恵子の二人が時を置かず共演していて、そのことも話題になりました。
戦後の何もかも破壊された東京で他人の赤子(あき子)を育てようとする典子が敷島のバラックに転がり込んできます。
「こんな時代に他人の赤ちゃんを預かってどうする気なんだ!」となじる敷島に
「パンパンにでもなれっていうの!」と典子。
この場面で菊池章子が歌った「星の流れに」の中の「こんな女に誰がした」の歌詞を思い出しました。
映画の中でも瓦礫が残る雑踏を歩く街娼らしき女性を写しています。
誰もが生きて行くことに必死だった時代だったと思います。
さて、ゴジラ -1.0では、敷島が危険な機雷除去の仕事に就き、典子とあき子を養っていきます。
しかし、敷島と典子はいつまでも他人のままで、この二人がどうなるんだろうというのも映画の一つのストーリーでした。

秘密兵器

ゴジラをやっつける作戦会議の場で水槽が出てきました。
「お、やっぱりオキシゲン・デストロイヤーか」と思いました。
ゴジラの第1作で芹沢博士がゴジラをやっつけるための秘密兵器です。
ハリウッド版のゴジラでも渡辺謙さん演じるセリザワ博士がオキシジェン・デストロイヤーを使う場面があります。
ハリウッドも芹沢博士とこの兵器に敬意を払っていたんですね。
しかし、今作では違っていました。
ラストシーンへの進行を考えると、ここでオキシゲン・デストロイヤーは使えないですね。
ネタバレになるので、オキシゲンデストロイヤーとは違ったにとどめておきます。

ラストシーンではつい落涙

読めていたシナリオでしたがつい涙が出てしまいました。
素直に楽しめたいい映画でした。


私は自宅の居間でドラマを見ることが苦手です。
つい、他のことをしてしまって没入できません。
その点、映画館で見ると否応なく没入しなければなりません。
11月23日には北野武監督の「首」とパタリロの魔夜峰央原作の「翔んで埼玉」が上映開始です。
どちらも楽しみです。













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