有光酒造で安芸虎を買ってきました

 

土佐の地酒の酒蔵の一つ有光酒造。
https://akitora-sake.com/
http://prs.shikoku-it.com/kochi/arimitsu/

沢山ある有光酒造の銘柄の中に「安芸虎」があります。
私の好きなお酒の一つです。

有光酒造を訪問し、安芸虎を買ってきました。








有光酒造は安芸市にあります

高知市から国道55号線を約1時間ほど東に行ったところにある安芸市。
その安芸市の入り口の赤野に有光酒造があります。

国道から坂道を上がっても行けますが、この日は工事中だったので裏側から行きました。



国道から北側に分岐した細い道を進んだところに有光酒造があります。
入り口にある看板が目印です。
坂道を歩いて上がります。
先客がありました。
地元の方が県外からのお客さんを連れて来ていました。
有光社長、奥さん、娘さんが対応していました。

最近、土佐酒が県外、海外でも人気です。
地元の人間としては嬉しい、誇らしい気持ちとあまり有名になりすぎると手に入らなくなる心配もしてしまいます。

中庭の向こうに工場と倉庫があります。

モアちゃん。

大勢のお客さんに少し警戒しているようでした。

玄関脇に商品を並べています。
小さい酒蔵ですが、幅広い銘柄があります。
見比べて購入することができます。

私のお目当てはこの中で「安芸虎」です。







精米度80%の純米酒 安芸虎

日本酒はお米(酒米)と水と米麹で作ります。
酒米の外側を磨いて捨てて中心部を使います。
この磨きの程度を精米度と言います。
より磨いた酒米を使うほど雑味がなく香りが強いお酒ができると言われています。
純米酒、吟醸酒、大吟醸とより磨いた酒米を使う傾向があります。
中には精米度30%、つまり、磨いて外側を70%も捨てた作られたお酒もあります。
安芸虎には精米度が60%のものと80%のものがあります。
精米度80%というのはほとんど磨いていない酒米です。
有光社長に「雑味が出ませんか?」と聞いたことがあります。
有光社長曰く
「短時間で醸造しようとすると磨かないと雑味が出ます。
でも、じっくり醸造するのならそれほど磨かなくてもいいんです。
そして、瓶詰めして半年ほど寝かすといい味が出ます。」
磨いて磨いて中心の一部を使った方がいい。
できたての新酒の方がフレッシュでおいしい。
そうした私の常識を覆す酒造りです。
高知の酒蔵はどこも個性があり、わくわくします。

早速、晩酌で安芸虎を頂きました

この安芸虎は精米度60%の純米酒です。
今は新酒の季節です。
半年ほど寝かしたいという精米度80%の安芸虎は楽しみを残しておきましょう。

今日の肴の一品目はアジです。
新鮮なアジが手に入りました。
新鮮でいい脂がのっています。
ショウガ醤油でいただくと、お箸が進みます。



二品目はベイケンの煮つけ。

そしてサバのへしこ。

サバを糠で漬けた福井県の名物です。
塩味が強いので沢山は食べることができませんが、その塩味の強いサバと糠の香りでお酒が進みます。




口の中に広がり、鼻に抜ける安芸虎のいい香り。
食中酒には吟醸酒、大吟醸酒よりも純米酒が合います。
美味しい肴と安芸虎。
ついつい飲みすぎてしまいました。






























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