え? ボウシパンって高知県だけなの?

 

可愛い子供たちがおそろいの帽子をかぶって「ハイ、ポーズ!」
なんとかわいい子供たちでしょう!
ん?
でも、帽子がなんだかパンみたい。

そうなんです。
高知県ではおなじみのボウシパンなんです。
県外の友人から「高知県にはボウシパンというパンがあるらしいね?」と言われてびっくり!
県外にはボウシパンはないの?
小さい頃から身近にあったボウシパンです。
折角の機会ですから、高知のボウシパンをご紹介しましょう。


ボウシパンのご紹介



ボウシパンはご想像の通り帽子の形をしています。
キャップではなくハットですね。

中の丸い(実際は半球)部分がパン生地で、周りの縁の部分がカステラ生地です。
作り方は
①半球のパンを焼く
②大判焼きを焼くような円形の凹みがある鉄板を用意する。
③円形の凹みの中心に①のパンを置きその周りにカステラ用の練り生地を流しいれる。
④そのまま焼く。
の手順です。


カステラ生地の直径は約15㎝、中心のパンの直径は約10㎝です。



横から見るとボウシですね。
高さは約6㎝でした。



中にはあんこもジャムも入っていません。
ふわふわのパンと硬めに焼いたカステラ生地。
二つの食感が楽しめます。


今回のボウシパンはサニーアクシス南国店のパン屋さんのボウシパンです



高知県のパン屋さんならどこのパン屋さんでもボウシパンは置いています。
パン屋さんによって微妙に違いがあります。
今回はサニーアクシス南国店の中にあるパン屋さんで買い求めました。

パンの棚は広くありませんが、奥に厨房があり、多くの人が忙しく働いています。

「スーパーの中のパン屋さん」ということで、侮っていました。
いやいや、丁寧に作られたおいしそうなパンがリーズナブルな価格で並んでいます。
ボウシパンも手を抜いた作り方もあると思いますが、まずパンを焼いて次にカステラ生地を付ける、という製法をきちんと守っています。
そのため、ふわふわのパン生地と硬めのカステラ生地が共存しています。
昔ながらのボウシパンだと思います。

昔ながらのボウシパンが懐かしくなったら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?


あまりに可愛いからもう一度、登場してもらいました。
この子たちは関西に住んでいます。
普段はボウシパンに接する機会はないかもしれません。
大きくなったらもう一度、高知のボウシパンを被ってもらいたいですね。
高知にはボウシパン以外にもおいしいものがたくさんあります。
高知ファンになってもらいたいですね。

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