リタイヤ生活者として次の世代に残したいものにお金を使いたい

東京では、かなや刷毛にも寄ることができました。

かなや刷毛(https://www.kanaya-brush.com/)はブラシ、刷毛の専門店です。





ブラシなら「かなや刷毛」

シャツの襟もとや袖口の汚れをとるいいブラシが欲しいと思っていました。

ホームセンターに行けばそれ用のブラシがあるのでしょうが、東京に立ち寄るので合羽橋のかなや刷毛まで足を運びました。

「洗濯の際に襟元、袖口の汚れをとりたい」と言うと、染み抜きブラシを出してくれました。

馬毛で柔らかく、生地を傷めないそうです。





かなや刷毛は品揃えが多く、一目見ただけで品質の高さが分かります。

染み抜きブラシと、亀の子だわし(中・小)を買いました。

帰高後、早速、このブラシで部分洗いをしました。

何だかよくとれたような気がします。

家庭菜園で作業をするときに着るためにおろしたシャツです。

襟元や袖口にはほころびが目立ちます。

それでも、襟元や袖口に汚れが残っているシャツよりも、きれいに洗濯したシャツの方が気持ち良いですからね。


次の世代に残したいものに少しこだわって生きて行きたい

私は、「これを買うならこのお店」と信頼を置いている店があります。

魚なら安芸の寺尾鮮魚店・大橋通りの楠長・仙頭鮮魚店(ホームセンター内の産直市に出店)、土佐赤牛なら土佐山田の三谷ミート、ウナギなら大橋通のセイロ、日本酒なら仙頭酒造(ぼっちり)・有光酒造(安芸虎)・西岡酒造(久礼)・南(南)。

これらのお店は、日々の生活でのこだわりです。






浅草仲見世の助六の江戸玩具



滅多に買うことはないが、でも、買うならこのお店で、とリストにしているのは江戸玩具なら仲見世の助六、ブラシならかなや刷毛、おろし金なら京都の錦市場の有次、扇子なら宮脇賣扇庵などです。



靴の手入れのブラシはかなや刷毛製。





有次のおろし金はもう20年近く前に買ったもので、目立てをして今も使っています。

いずれも職人さんが昔ながらのものづくりを行っています。


リタイヤ生活者としての消費活動は社会との接点

リタイヤ生活は、どうしても人と会うことが少なくなり、この点では社会との接点、コミュニケーションが少なくなると言わざるを得ません。

私は、お金を使うことは社会との接点、コミュニケーションだと思っています。

次の世代に残したいもの、ことにお金を使う。

魚屋さんにしても、お肉屋さんにしても、ウナギ屋さんにしても、酒蔵さんにしても正直に商売して、いいものを提供してくれています。

安売りの店に負けずに次の世代につなげて欲しいと思っています。

職人さんのものづくりも次の世代につなげて欲しいものです。


こだわって生きて行きたいと思っています

私がたまに買ったとしてもお店にとってはどうってことないことは分かっています。

それでも、こだわって生きていたいと思っています。


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