老舗料亭 得月楼の盆梅を観て、老舗の歴史、底力、魅力に触れました
高知の老舗料亭・得月楼の盆梅を観てきました。
老舗料亭の大広間に咲く古木の梅の美しさを堪能してきました。
老舗料亭 得月楼
高知市内にある老舗料亭得月楼。
宮尾登美子の「陽揮楼」の舞台となったことで有名です。
この得月楼の盆梅もまた有名で、この時期、大広間で展示しています。
気になっていても盆梅を見になかなか足を運ぶことがありませんでした。
今回、その盆梅を観てきました。
はりまや橋電停のすぐ近く、電車通りの南側に得月楼はあります。老舗料亭らしい入り口です。
料亭ですからもちろん食事ができます。
でもふらっと立ち寄ってランチは難しく、ランチは予約、それもある程度前から予約しないと難しいようです。
80畳の大広間に盆梅が並べられています
得月楼の2階に大広間があります。
HPを見ると80畳だそうです。
この大広間の壁側に盆梅を並べています。
舞台から大広間を一望。
両側と奥の床の間に盆梅が並んでいます。
可憐な梅の花
盆梅に咲かす梅の花をご覧ください。
床の間に一段と立派な盆梅
床の間にはひときわ立派な盆梅が並んでいます。他所では見ることができない組み合わせです。
梅の生命力に驚きました
沢山の盆梅が並んでいます。幹の内部はほぼ空洞。
樹皮でようやく元の幹の形を保っているようです。
ちょっと力を加えるとポキッと折れるのではないかと心配になります。
松岡社長にお聞きすると、「梅は強いです。幹がえぐれても、枝が一本になっても花をつけます。」とのことでした。
ほうほうと大事にするかと思えば、梅の花が終わると、すぐに刈り込みをするそうです。
桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿。
そうは言っても、この古木にハサミを入れるのは勇気がいりますね。
老舗料亭の歴史、底力を垣間見て、その魅力に触れることができました
噂には聞いていた得月楼の盆梅を、今回、堪能することができました。
一つ一つの盆梅は長い歴史があるそうです。
曰く長宗我部元親や吉井勇由縁の盆梅。
長い年月をかけて集め、丹精を込めてお世話をしてきたからこそこれだけ見事な盆梅が維持されているのですね。
一朝一夕にできるものではありません。
老舗料亭の歴史、底力を垣間見て、その魅力に触れることができました。
この大広間で4月2日に関西落語会・盆梅亭が開催されます
老舗の魅力、底力をこれからも感じていきたいと思っています。
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