仙頭酒造で斬辛の新酒を買ってきました

 

寒い時期は日本酒が恋しくなります。
新鮮な新酒の季節でもあります。
芸西村の仙頭酒造を訪問し、新酒を買ってきました。





仙頭酒造

私は高知の地酒のレベルは全国でもトップレベルだと思っています。
高知の地酒はどれも淡麗辛口。
飲み口がすっきりしています。
その高知の地酒の中で私が好きな酒蔵がいくつかあります。
その中の一つが仙頭酒造です。

有限会社仙頭酒造場 土佐しらぎく (tosashiragiku.com)



仙頭酒造は、高知市から国道55線を東に約1時間ほど行った芸西村にあります。
芸西村の中心地の和食(わじき)の信号を北に約100ⅿほど入ったところにあります。

駐車場に止めると酒蔵はすぐに目のまえです。

数年前、サッカーの中田英寿さんが仙頭酒造がお気に入りだと言ったと評判になりました。
駐車場で県外ナンバーの車をよく見かけました。
日本酒のほのかな香りがする酒蔵の間の通路を奥に行きます。
蔵の向こうに植木のゲートが見えてきます。
事務所の玄関にはおしゃれな暖簾が架かっています。

酒蔵の象徴でもある杉玉も架かっています。





昔ながらの土間と畳。

冷蔵庫に仙頭酒造のお酒が並んでいます。







この日は純米酒の斬辛(ざんから)を買い求めました

特別純米酒の斬辛。
広島県産の八反錦を100%使い精米度は60%。
原材料は八反錦と米麹のみ。
アルコール度数は15~16度。
口に含むといい香りが鼻に抜けます。
もちろん淡麗辛口。
食中酒に最適です。

おでんで斬辛


この日は前日から仕込んでいたおでん。
あれ?
もっとたくさんタコを入れていたはずなのに何だか少ない。
どうも温めながら家人がつまんだようです。
それよりもおでんで斬辛を楽しみましょう。
牛筋もタコも柔らかくなっています。
練り物のごぼ天もお箸でつまむと簡単に切れるほど出汁を吸っています。
アツアツのおでんを口に入れ、きりっと冷えた斬辛を口に含むと口いっぱいに日本酒の香りが広がります。
風呂で体を温めておいて、暖房の効いた部屋でアツアツのおでんを食べながらキュッと冷酒を頂くとこれがいいんです。
寒くなっても純米酒はきりっと冷やして飲んでいます。
更に淡麗辛口ですから口に残りません。
いくらでも飲めそうです。

なぜ、わざわざ酒蔵まで買いに行くの?
酒蔵まで買いに行ったからと言って安く買うことができるわけではありません。
お酒屋さんで買っても、スーパーやデパートで買っても同じ値段です。
敢えて言えば、酒蔵の応援でしょうか。
酒蔵が卸に出す値段より小売価格は当然ながら高いのですからね。
そうは言っても一般消費者が一本、二本買っても大勢に影響はありません。
私が酒蔵までわざわざ出向いて買う理由は他にあります。
一つ目は酒蔵に対する親しみです。
酒蔵に行けば、その酒蔵の方たちと話をすることができます。
顔見知りになることができます。
「まぁ、いつもありがとうございます。」と言ってもらえる関係になると、お酒に関する話に加え、時には世間話もできるようになります。
そうなるとその酒蔵に一層親しみを覚えます。
二つ目は、お酒を口に含んだとき、酒蔵の雰囲気を思い出し、一層、おいしく感じるからです。
量販店から買ってきたお酒を口に含んだとき、量販店の商品棚、レジが頭に浮かんだら、そのイメージを振り払わなくてはなりません。
でも、お酒を口に含んだとき、白壁の酒蔵、その場のかすかな日本酒の香りをイメージできれば、地酒を好きなものにとってこれほど幸せことはありません。











そんなことを思いながら、つい、飲みすぎてしまったようです。

やっぱり高知の地酒は美味しい!













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