内園明日美さんの個展が始まりました






内園明日美さんの個展が今日から始まりました。








今日の高知新聞に個展の紹介の記事が掲載されていました。


会場は、洋裁学校があった建物の2階です









階段を上ったところの部屋が会場です。










内園さんが出迎えてくれました。

会場は6畳ほどの大きさで、壁に沢山の作品が架かっていました。

ひっきりなしにお客さんが来ていました。

私の紹介だという背の高い男性が来ていました、とのことでした。

どなたでしょう?


私はコースターに描かれたキリンの絵(2万円なり)を購入しました











コースターですよ。

小さい正方形のコースターに細い線でびっしり描きこまれています。

仕上げるのに4時間ほどかかるそうです。

彼女の絵は多彩な色遣いと繰り返しのパターンを駆使したカラフルな絵が特徴です。

その中でコースターに描かれた作品は白黒です。

カラフルにしても白黒にしても彼女の絵に描かれる動物たちの目がやさしいという共通点があると思います。

私はこのキリンの絵を季節ごとに玄関を彩る作品の一つに加えようと思っています。

最近、仕事を始めてボーナスをもらった女房が気持ちが大きくなっていたようで大きな絵(6.5万円)を含め数点購入していました。

何を買ったのか内緒のようです。

買ったら飾って楽しめばいいのですが、たぶん、女房は買ったことで満足して、しまい込んでしまうでしょう。


絵のほかに作成中のカルタ46枚のうちの12枚がかかっていました

明日美さんの今までの戸惑いの気持ちがこもったカルタでした。

その中の1枚には「見といてね 沸騰するまで見ていた”やかん”」というものがありました。

「見といてね」を言葉通りに理解し、彼女は沸騰するやかんを見ていたそうです。

でも、「見ていてね」の言葉の中には「沸騰したら火を止めてね」の意味があります。

同じように「お母さん、居てる?」は、「お母さんがいたら呼んで」の意味があります。

「空気を読め」と言われて空気の中に文字を探したこともあったそうです。

いろいろ理解できずに戸惑ったことがつづられていました。


案内状の左上のカメ







カメに何かがまとわりついているように見えます。

「この纏わりついているのは最近、環境問題で取り上げられることのある”漁網”?」と聞くと全く違っていました。

「カメが私。網のように見えるのは私の周りの人たち。」とのこと。

彼女には人間関係がこのように感じられているんですね。


盛況で、会場にいる間に、売約済みの赤いシールが増えていました

「自分の作品が売れていくのは嬉しい?」と聞くと、

「売れることも嬉しいし、この子(作品)たちがたくさんの人のもとに行くことが嬉しい。」とのことでした。


会期は1月23日までです

是非、会場でたくさんの作品をご覧ください。


近い将来、東京でも開催予定だそうです。
自分の思うように表現する手段を得た彼女が高知から羽ばたくことを楽しみにしています。

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