望遠レンズを買いました。
今まではCANON R6のボディにRF24-105mm F4 L IS USM(写真向かって左)の一本でした。
のいち動物公園のような広い場所ではもっと長いレンズが使いたくなります。
そこで、400ⅿmまでのズームレンズのRF100-400mm F5.6-8 IS USM(向かって右)を買いました。
手に取って最初の感想「軽い!」でした。
それもそのはず今までのRF24-105mm F4 L IS USMは700ℊ、今度のRF100-400mm F5.6-8 IS USMは望遠端が4倍近いのに1割くらい軽い635ℊなのですからね。
早速、のいち動物公園に行って動物たちを撮ってきました
まずはトリミングなしのアップ写真です。
コツメカワウソです。
プールの向こう側にいる姿をテレ端の400ⅿmでアップ写真を撮りました。
表情がはっきりわかります。
ミーアキャットです。
画面いっぱいに撮ることができます。
300mm相当で、もちろん手持ちです。
三脚を持っての移動は面倒です。
今回はすべて手持ち撮影です。
手振れ補正がしっかり効いていて、400mmの望遠域を手持ちで撮影できます。
スマホや最近のカメラはファインダーのないものが多くあります。
顔から離して画面を見ながら撮影する姿が当たり前になってきました。
手振れ補正の機能がなかった時代は、額・鼻の頭・頬骨の3点でカメラを固定し、夜空に霜が降りるようにシャッターを切る、と教わったものです。
もうそんな話をしても分からない時代ですね。
トリミングをしてもはっきり写っています
チンパンジーに赤ちゃんが生まれました。
お母さんのサンゴのおなかにしっかりしがみついています。
この写真をトリミングしました。
しがみついている赤ちゃんの表情までしっかり写っています。
次はグルーミングしている2頭のチンパンジーの間から赤ちゃんの手がのぞいているシーンです。
この写真から赤ちゃんの手の部分をトリミングしました。
小さな手がしっかり写っています。
最後にシロテテナガザルの家族の写真です
お父さんのニテです。
お母さんのチャコです。
お姉さんのココ。
すこしお行儀が悪いようです。
高い場所にめぐらされた手すりを曲芸のように渡るココのブラキエーション(腕渡り)は来園者の注目を集めます。
末っ子のクリです。
末っ子らしくお父さんやお母さん、お姉さんに甘えている姿をよく見ます。
白い毛です。
成長してもとほかの家族のような毛の色になることはありません。
自然界では体毛の色にバリエーションがあるようです。
いずれの写真もテレ端の400mmでの手持ち撮影です。
そして連写することで前後の写真からいい表情の写真を選ぶことができます。
リタイヤ生活とカメラの楽しみ
若い頃、カメラが趣味だった、という方は多いと思います。
私もそうでした。
久しぶりに手にする最新のカメラは機能が多くとっつきにくいように思います。
カメラを単に機械としてではなく、ハードウェアとソフトウェアで成り立っていると理解することから始まります。
機能が多くあり、画面を見ながらいろいろな設定をすることができます。
慣れないとこの設定が煩わしく思います。
でも、自分の使いたいように設定、つまり、自分用にカスタマイズしたカメラができる、と思うと楽しくなります。
あれこれ設定して撮影して、あ、こうすればよかったと思い、また設定しなおす。
そうしていくことで自分の使い方にあったカメラが出来上がります。
そして使ってみると面白いようにいい写真を撮ることができます
手振れ補正が強力です。
ISO感度を上げることで速いシャッタースピードできることができます。
ピタッと止まった写真を見るとなんだか自分の腕が上がったように思ってしまいます。
錯覚ですけどね。
カメラはリタイヤ生活の中で新しいことに取り組むことができるアイテムです
若い頃にカメラをいじった経験があると、その知識を活かすことができます。
全く新たなことに取り組むのとは違います。
新しいことにチャレンジすることは大切だと思います。
マニュアル撮影の概念が変わります
以下は、若い頃、カメラをいじったことがある方向けに書いています。
45年も前のカメラはマニュアル撮影が主で、シャッタースピード優先、絞り優先、プログラムといった撮影モードが出始めた頃でした。
マニュアル撮影は撮影者が絞り、シャッタースピードを決めて撮影します。
露出を合わせるために絞り、シャッタースピードで調整しす。
絞り、シャッタースピードのどちらも譲りたくない、何とかならないかと思ったことでした。
デジカメになってマニュアル・オート撮影のようなことができるようになっています。
というのは露出を決める項目として、絞り、シャッタースピードに加えISO感度が加わったからです。
フィルム時代はフィルムを装填した時点でISO感度はフィックスしました。
しかし、フィルムからセンサーに変わったことで、センサー感度を変えることで自在にISO感度を変えることができるようになりました。
ですから、マニュアル撮影モードで絞り、シャッタースピードを固定し、ISO感度をオートにすれば、いつでも自分の思い通りの絞り、シャッタースピードで撮影することができます。
これは驚きでした。
もちろん露出補正もISO感度で行うことができます。
私は3つ保存できるパターンの一つにマニュアル・オート撮影を割り付けています。
後の二つはシャッタースピード優先(人物優先、動物優先)を割り当てています。
ダイヤルを回すことでこの3つのパターンを簡単に行き戻りできます。
軽さは正義です
これからカメラを購入しようとする方にアドバイスです。
カタログを見ているとついつい高機能な機種を選んでしまいます。
重さや大きさは、「何とかなるだろう」と思いがちです。
若い頃なら体力に任せて突っ走っていました。
でも、リタイヤ世代はそうはいきません。
「軽さは正義」。
今回、望遠ズームを買う際、RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMも候補にしていました。
通称「赤ハチマキ」、Lレンズです。
高性能な分、1,370ℊとずっしりです。
今回購入したRF100-400mm F5.6-8 IS USMの630ℊの倍以上の重さです。
性能も、金額も、重量もヘビーです。
今回、2,3時間の撮影をして改めて思ったことは、「軽さは正義」です。
もし、スペックを優先して重さ(金額もですが)を「何とかなる」と思ってRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMを選択していたら、持ち出す機会は少なかったと思います。
カメラを買う際には思い出してください。
「軽さは正義」です。
フルサイズのセンサーでなくても、いい写真を撮ることができます。
高画素数機にこだわらなくてもいいと思います。
CANON R6は約2,000万画素と高画素機とは言えません。
それでも、見ていただいたように体毛の一本一本を写し取っていますし、トリミングしても(アマチュアには)十分です。
カメラは機能やスペックにはそれほどこだわらなくていいと思います。
年を取ることでこれからますます体力が落ちています。
「軽さは正義」です。
カメラのあるリタイヤ生活を楽しみませんか?
望遠ズームの次は超広角のRF16mm F2.8 STMを買おうと思っています。
(ポチっとしました。でも、「納期遅れ」とのことでまだ届いていません。)
私は16mmといった超広角レンズを使ったことがありません。
それだけにどんな写真を撮ることができるか楽しみです。
スマホで簡単に写真を撮ることができる時代です。
そんな時代の中、わざわざカメラのあるリタイヤ生活をたのしみませんか?
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