日曜市の古漬けはこれからもいい匂いを発し続けてくれます

 

日曜市を歩ているとぷーんと独特の匂いがするエリアがあります。
古漬けです。

漬け物が、食品衛生法の改正で消滅するのでは!とのニュースがあり、心配になり日曜市に出かけました。
結論は、これからも作って売り続ける!そうです。




食品衛生法の改正で、漬け物の製造・販売に保健所の許可が必要

「漬物」の製造 6月から基準厳しく 対応迫られる小規模店舗|NHK 関西のニュース

食品衛生法の改正があり、6月から漬物の製造・販売に保健所の許可が必要になりました。
許可を得るためには製造施設が一定の衛生基準を満たす必要があります。
これまで手作りで漬物を製造してきた個人や小規模な店舗などは対応が難しいところもあり、この改正をきっかけに撤退するおばちゃんも多いと聞きました。

日曜市の古漬けは保健所の許可をとったそうです

2024年6月2日の日曜市。
地元の買い物客に混じって観光客の姿も沢山ありました。
最近は外国人観光客の姿も多く見かけます。
ぷーんと独特の匂いが漂ってきます。
樽から漬け物を取り出し、並べて売っています。

食品衛生法の改正の影響は?と聞くと、「保健所の許可をとったき、今までと変わらん。いつでも買いに来て。」とのことでした。

安心しました。



普通の沢庵と古漬け

「古漬けって何?」という方がいらっしゃいます。
沢庵を長く漬けたものです。
どのくらいの期間、浸けるのか、今度聴いておきます。
我が家にあった沢庵と古漬けを並べました。
左側がスーパーなどで売っている一般的な大根の漬物・沢庵です。
右側が日曜市で買ってきた古漬けです。
見た目が全く違います。
匂いも全く違います。
私は、日曜市で買った古漬けはポリ袋をしっかり縛り、クーラーボックスに入れて持ち帰っています。
クーラーボックスは冷却するためではなく、車内に古漬けの匂いが充満するのを避けるためです。


古漬けを買ってくると、すぐに表面についている糠を洗い落とします。
空気に触れ、雑菌の繁殖するからです。
後は食べる分だけ切って、残りはジップロックに入れ空気を抜いて冷蔵庫で保管します。


古漬けを齧ると、新しい沢庵のようなポリポリ感はありません。
ぐしゃっと潰れます。
そして何とも言えない発酵臭が口から鼻に広がります。
長い期間漬けることで乳酸菌が沢山いるのだそうです。

食品衛生法を改正した人たちはおばちゃんの漬ける漬け物の美味しさを知らない人たちなのでしょう。
そんな意地悪にも負けずこれからもおいしい漬け物を楽しませてください。





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