上映を再開した大心劇場に行ってきました
早速、館主の豆電球さんの顔を観に行ってきました。
久しぶりの大心劇場への道
私の住む町から東に約1時間。安田川の手前で国道55号を北に入ります。
すると信号のある交差点に大心劇場の看板が立っていました。
左岸側に渡る橋のたもとにも看板が立っています。
この橋を渡ります。
車の行き違いはできないので進入する際にはご用心。
橋を渡ったところに「大心劇場」と「喫茶豆電球」の看板があります。
左岸の道を500,600ⅿほど行くと広場(駐車場)があり喫茶豆電球があります。
左岸の道を500,600ⅿほど行くと広場(駐車場)があり喫茶豆電球があります。
大心劇場
「喫茶豆電球」の北側に隣接する建物が「大心劇場」です。夜7時からの回ではここで多分、お酒を飲むんでしょうね。
この日は2月の中旬。冷え込みます。
足元にはファンヒーターがあります。
とても全館冷暖房完備とはいきません。
この日の観客は約10名でした。
さぁ、上映開始です
「みんなぁ、よう来てくれたねぇ」
「何とか元気になったき、まだまだやるきね。」
前立腺の手術をして1年ほど休んでいたようです。
映画の概要はググってみてください。
51年前の映画です。
冒頭に出てくる地下鉄のホームには沢山の新聞紙が舞っていました。
今では考えられない光景です。
街なかにはリヤカーを引いた姿の町の人たち。
51年前は東京もこんなんだったか、と驚きました。
それにしても貞操観念の希薄なことに驚きました。
兄(林隆三)がアルバイトで女子学生の引っ越しをすると女子学生は「引っ越し代を払いたくない」と体で払う。
兄の知り合いの女性は「トルコで毎日、何にも男を天国に送っている過酷な仕事」で腱鞘炎。
妹(秋吉久美子)の嫁ぎ先の兄(伊丹十三)は兄(林隆三)にホモの関係を迫る。
兄(林隆三)は兄で、妹の旦那の妹の元を尋ねて行ってレイプする。
本当に51年前の日本はこんな乱れた男女関係が日常だったのだろうか?映画だからだろうか?となんとも不思議な映画でした。
豆電球さんのミニコンサート
上映後、恒例の豆電球さんのミニコンサート
がありました。
この日は4曲。
元気そうで何よりでした。
次回は「侍タイムスリッパ―」です
3月19日(水)から28日(金)まで「侍タイムスリッパ―」の上映予定です。幕末の侍があろうことか時代劇撮影所にタイムスリップ、
「斬られ役」として第二の人生に奮闘する姿を描く。
コメディでありながら人間ドラマ、
そして手に汗握るチャンバラ活劇でもある。
「自主映画で時代劇を撮る」と言う無謀。
コロナ下、資金集めもままならず諦めかけた監督に、
「脚本がオモロいから、なんとかしてやりたい」
と救いの手を差し伸べたのは他ならぬ東映京都撮影所だった。
10名たらずの自主映画のロケ隊が時代劇の本家、東映京都で撮影を敢行する前代未聞の事態。
半年に及ぶすったもんだの製作期間を経てなんとか映画は完成。
2023年10月京都国際映画祭で初披露された際、
客席からの大きな笑い声、
エンドロールでの自然発生的な万雷の拍手に関係者は胸を撫でおろしたのであった。
初号完成時の監督の銀行預貯金は7000円と少し。
「地獄を見た」と語った。
Story
時は幕末、京の夜。
会津藩士高坂新左衛門は暗闇に身を潜めていた。
「長州藩士を討て」と家老じきじきの密命である。
名乗り合い両者が刃を交えた刹那、落雷が轟いた。
やがて眼を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所。
新左衛門は行く先々で騒ぎを起こしながら、
守ろうとした江戸幕府がとうの昔に滅んだと知り愕然となる。
一度は死を覚悟したものの心優しい人々に助けられ
少しずつ元気を取り戻していく。
やがて「我が身を立てられるのはこれのみ」と刀を握り締め、
新左衛門は磨き上げた剣の腕だけを頼りに「斬られ役」として生きていくため撮影所の門を叩くのであった。
面白そうです。
これも見に行かなくては。
帰りに「南」を買いました
大心劇場からの帰り道沿いに土佐の地酒「南」酒造があります。最近は晩酌で焼酎を飲んでいます。
でも、やっぱり、日本酒が旨い。
南酒造の前を通るのに素通りはありません。
特別純米酒「南」を買いました。
コメント