すまん 旨かった
キンメダイ(以下、「キンメ」)の一日干しを探して回りましたがどこにもありませんでした。
表面をパリッと焼いたキンメの一日干し
県外の友人の「高知は海の幸があって羨ましい。その高知のおいしい干物を送って。」のリクエストに「よっしゃ、よっしゃ。しよいことよ。」と答えました。
私はアジ、サバやカマスの干物も好きです。
高知にはめひかりややけどなどの干物もあります。
折角ですから「さすが高知」と驚き、喜んでもらえるものを送りましょう。
「立派なキンメの一日干しを送るから待ちよって。」と胸を張りました。
室戸と言えばキンメ キンメと言えば室戸 のはずでした
キンメと言えば室戸。室戸と言えばキンメです。
室戸に行けばいろいろな干物があるはずです。
キンメの干物を求めて室戸方面に出かけました。
途中の地場産品売り場を覗いてもありません。
でも「室戸まで行けばあるろう」と高をくくっていました。
しかし、室戸まで行き干物屋を探し回ってもありません。
地元の方に「キンメの干物を探しに来た」と言うと「キンメは獲れんなったぜ。以前はようけ獲れて、干物にしよったけんど今は見かけん。」とのこと。
なんでも資源管理関係なく乱獲し、キンメはいなくなったとのこと。
今はサンゴを獲っているそうです。
弘化台(高知中央市場)にもない!
それでも諦めきれずに「弘化台まで行けばきっとある」と市場開放日に出かけました。
塩干ものの店で聞いても同じ。
「キンメの干物はない。特注したら入りよったけんどそれも数年前のこと。今、注文できるかどうかわからん。」
冗談でなく「ぎょぎょぎょ」です。
私の知らない間に、高知のキンメは幻の魚になってしまったようです。
友人には詫びて他のものを送ことにしました。
ほんのこの前まで当たり前に食べていたものが今は幻
キンメを探していると「スルメイカも獲れんなった。」とあちこちで聞きました。
ほんのこの前まで当たり前のように食べていたものがいつの間にか手に入らなくなっています。
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