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9月, 2022の投稿を表示しています

滋賀の賤ケ岳と伊吹山に行ってきました

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  この写真は滋賀県の伊吹山の頂上にある日本武尊の碑です。 古事記に日本武尊と白いシシの話が載っています。 学生時代のクラブのOB会の集まりで滋賀県の賤ケ岳と伊吹山に行ってきました。 まずは賤ケ岳に行きました 学生時代はワンダーフォーゲル部といって山に上るクラブでした。 集まったメンバーは全員60才以上、つまり、還暦以上です。 二言目には「足が痛い」、「腰が痛い」と口について出てきます。 登山道の横にリフトがあったので、全員、リフトを選択しました。 上ると琵琶湖がよく見えます。 琵琶湖の北端です。 小さな島は竹生島です。 湖のほぼ中央にあると思っていたのですが、北端岸に近いところにありました。 反対側を見ると余呉湖もあります。 この余呉湖の周囲で羽柴秀吉と柴田勝家が戦いました。 この戦いでは秀吉側が勝利し、活躍した武将を「賤ケ岳の7本槍」と讃えています。 「ボランティアでガイドをします」と声をかけてくれました。 言われるままに椅子に座ると説明板の裏から「協力金箱」が出てきました。 「あと出しじゃんけんみたいですが、一人200円の協力金をお願いします。」 立った状態で集まっているのであれば、後ろから抜けることもできるのですが、 座ってしまっていると、なかなか、「じゃ、いい」と立つことが憚られます。 ここは相手の手に乗ることにしましょう。 羽柴軍と柴田軍の戦いの推移を詳しく説明してくれました。 ガイドは200円の価値はあったと思います。 いろんな意味で勉強になりました。 次は、伊吹山に登りました 伊吹山ドライブウェイを通って山頂近くまで行くことができます。 広い駐車場です。 路線バスの停留所まであります。 星空観察会のバスも運行されているようです。 駐車場には「伊吹山」の看板もあります。 駐車場からの登山道はよく整備されています。 シカの食害を防ぐため金網やゲートが設けられています。 上ると琵琶湖まで見通すことができます。 さっき、上った賤ケ岳も見えるはずですが、どの山か分かりません。 関ケ原も眼下に見ることができます。 天気がよければ御岳山や北アルプスまでみることができます。 駐車場から30分も歩くと頂上です。 お決まりの集合写真。 「0B会をやろう」と言うと全国から集まってきます。 この日は22名。 実は、先週に集まる予定でしたが台風14号で一週間延期しました。 先

フェルメールの「窓際で手紙を読む女」を観てきました

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「17世紀オランダ絵画展」は、東京、札幌を経て大阪で開催されました。 「行こう」「見たい」と思いながら、コロナがあり、延び延びになっていました。 最後の大阪も会期の9月25日が近づいてきました。 23日と25日に見に行ってきました。 9月23日は雨にもかかわらずたくさんの人が来場していました 会場は大阪市立美術館です。 天王寺動物園の方から正面玄関に向かって真っすぐに進みます。 階段を上ると、正面玄関には入場を待つ人の列ができていました。 入場予約をしているとスムーズですが、予約がないと、長い列の最後に並んで待つことになります。 この日は雨が降っていました。 雨の中、並んでも「フェルメールが見たい」気持ちなんでしょう。 エントランスの看板にはフェルメールの絵が大きく描かれています 「17世紀オランダ絵画展」の目玉はなんと言ってもフェルメールの「窓際で手紙を読む女」です。 私も、この絵を目当てに行きました。 毎回、フェルメールの絵には心奪われてきました。 今回の作品はどんなに素敵なのでしょう。 フェルメールの「窓際で手紙を読む女」にやっと対面することができました 今回来日した「窓際で手紙を読む女」は、フェルメールの作品であることに加え、後から塗りつぶした箇所の絵の具をはぎ取るとキューピットが出てきたことでも注目されていました。 上に2枚の絵を並べています。 左の絵は、白い壁の中にキューピットが塗りこめられています。 当初は、フェルメールの手によって塗られたと思われていました。 詳しく調べると、フェルメールが亡くなった後、塗られたことが分かりました。 上に塗られた塗料を注意深く除去すると、右の絵が出てきました。 画中画としてキューピットが描かれています。 会場には左のキューピットが塗りこめられた模写と、右の修復後の作品を同時に見ることができました。 私は、9月23日と25日に2度、観に行きました。 一日目に見た時には、「キューピットが出て来て、画面の焦点がぼやけている」と感じました。 今まで、青いターバンの少女、真珠の首飾りの女、牛乳を注ぐ女などフェルメールの作品を見た時には、構図に引き込まれるように絵の緊張感を感じました。 でも、今回の窓際で手紙を読む女は、手前のテーブルクロス、カーテンと左の窓、中心の女、そして壁のキューピットと目移りします。 どうも落ち着きません。

あの三体の外伝 三体X を読みました

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  10月17日からの3連休は台風14号の影響で家に籠って本を読んでいました。 その中の1冊に「三体X」があります。 著者は宝樹。 えっ! 劉慈欣じゃないの? そうなんです。 三体ファンが書いた外伝(スピンオフ)なんです。 中国のSF三体三部作 本家の「三体」は中国の劉慈欣さんの作品です。 2015年、ヒューゴー賞を受賞しました。 アジア人作家の作品では初めての受賞です。 日本のSF作家も受賞していない賞です。 「三体」、「三体Ⅱ暗黒森林」、「三体Ⅲ死神永生」とあり、三体3部作と呼ばれています。 最初に「三体」を読んだとき、発想のユニークさに加えスケールの大きさにさすが大陸の作家!と度肝を抜かれました。 Ⅱ、Ⅲと出るたびに喜び勇んで読んだものです。 三体X!  書店をぶらぶらと歩いてるとき、書棚に「三体X」を見つけて、びっくりしました。 「X」って、いつの間に10までいったの? 更に著者を見ると宝樹! え、劉慈欣じゃないの? 本の帯を見ると、三体のファンが書いた外伝(スピンオフ)とありました。 「X」は10ではなく、不確定という意味だそうです。 外伝(スピンオフ)でも、本家の劉慈欣さんがこの作品の出版を許可した作品です。 「『三体』に隠されていた驚愕の真相とは」とあり、さっそく読みました。 スピンオフ三体X ネタばれになってはいけませんので、私の印象に残っていることを少しだけ書きます。 1.ビッグバンと次元 三体3部作は物理の「くすぐり」が織り込まれています。 三体Xは、その「くすぐり」に悪乗りしたくて筆が進んだのでは?と思いました。 私たちが住む空間は3次元です。 超ひも理論では、10次元といいます。 量子論の標準理論ではクリアできない問題を解決できそうな理論が超ひも理論です。 全宇宙のすべての素粒子・物質はひもでできているというものです。 その理論は、この世界は10次元であると予言します。 実際の世界の3次元より上の次元は微小な空間に折りたたまれているのだそうです。 多分、正確ではありません。 素人の理解です。 10次元と3次元の関係を、三体3部作のくすぐりを引きずり出してこれでもか、と展開していきます。 時間についても次元の数に絡めて、ビッグバンにまで結び付けていきます。 対称性の破れについても、絡めています。 あらあらエントロピーにまで・・・ なるほど、こん

え? ボウシパンって高知県だけなの?

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  可愛い子供たちがおそろいの帽子をかぶって「ハイ、ポーズ!」 なんとかわいい子供たちでしょう! ん? でも、帽子がなんだかパンみたい。 そうなんです。 高知県ではおなじみのボウシパンなんです。 県外の友人から「高知県にはボウシパンというパンがあるらしいね?」と言われてびっくり! 県外にはボウシパンはないの? 小さい頃から身近にあったボウシパンです。 折角の機会ですから、高知のボウシパンをご紹介しましょう。 ボウシパンのご紹介 ボウシパンはご想像の通り帽子の形をしています。 キャップではなくハットですね。 中の丸い(実際は半球)部分がパン生地で、周りの縁の部分がカステラ生地です。 作り方は ①半球のパンを焼く ②大判焼きを焼くような円形の凹みがある鉄板を用意する。 ③円形の凹みの中心に①のパンを置きその周りにカステラ用の練り生地を流しいれる。 ④そのまま焼く。 の手順です。 カステラ生地の直径は約15㎝、中心のパンの直径は約10㎝です。 横から見るとボウシですね。 高さは約6㎝でした。 中にはあんこもジャムも入っていません。 ふわふわのパンと硬めに焼いたカステラ生地。 二つの食感が楽しめます。 今回のボウシパンはサニーアクシス南国店のパン屋さんのボウシパンです 高知県のパン屋さんならどこのパン屋さんでもボウシパンは置いています。 パン屋さんによって微妙に違いがあります。 今回はサニーアクシス南国店の中にあるパン屋さんで買い求めました。 パンの棚は広くありませんが、奥に厨房があり、多くの人が忙しく働いています。 「スーパーの中のパン屋さん」ということで、侮っていました。 いやいや、丁寧に作られたおいしそうなパンがリーズナブルな価格で並んでいます。 ボウシパンも手を抜いた作り方もあると思いますが、まずパンを焼いて次にカステラ生地を付ける、という製法をきちんと守っています。 そのため、ふわふわのパン生地と硬めのカステラ生地が共存しています。 昔ながらのボウシパンだと思います。 昔ながらのボウシパンが懐かしくなったら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか? あまりに可愛いからもう一度、登場してもらいました。 この子たちは関西に住んでいます。 普段はボウシパンに接する機会はないかもしれません。 大きくなったらもう一度、高知のボウシパンを被ってもらいたいですね。 高知にはボウシパン

赤岡町の食蔵一でランチ

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隣町の赤岡町に以前から気になっていたお店があります。 食蔵一。 なんだか名前がしゃれています。 やっとランチに行くことができました。 場所は北緯33度33分 お店は赤岡町の旧道沿いにあります。 近くには北緯33度33分の碑があります。 伊能忠敬が来て、実測したそうです。 この碑の北側に広い駐車場があります。 車出来ても安心です。   食蔵一はシックな黒を基調としたお店です 正面から見た食蔵一です。 黒を基調としたシックな雰囲気です。 横から見ると建物に厚さがありません。 11時半の開店を待って入店。 カウンター5、6席と奥に座敷です。 カウンターはすぐにいっぱいになりました。 座敷は予約のお客さんでこちらもいっぱいのようでした。 外装と同じようにシックな店内です。 横から見た建物から分かるように店の奥行きはありません。 この日のランチはアジフライ定食と豚のスタミナ焼きの 私はアジフライ定食を選びました。 アツアツのアジフライと丁寧に作られた副菜の数々。 どれも丁寧に料理をしていることが分かります。 大満足で650円。 胃袋だけでなくお財布も喜んでいます。 リタイヤ世代がふらっと入ることのできるランチのお店って貴重です。 国道沿いにはラーメン屋さんが多いですね。 ラーメンも嫌いではありませんが、味付けを濃く感じます。 素材の味を生かしたお店となると、ランチではなかなか見つけることができません。 この食蔵一はとても丁寧な料理でした。 私の大事なランチリストに入ったのはもちろんです。 そして、夜も行ってみたいですね。 夜はお任せだけだそうです。 希望の値段を言えばそれにあわせて料理を出してくれるそうです。 「あまりたくさん召し上がらない方なら2、000円から3,000円くらいでしょうか。」とのこと。 食蔵一に行くのも楽しみですし、こうしたお店を探していくのも楽しみです。 手水鉢

長寿手帳 デビュー!

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  65才になると長寿手帳がもらえます。 県内外で入場料が無料になるなど特典を受けることができます。 高知県立の施設では長寿手帳を見せると無料になるところがあります。 例えば、牧野植物園、のいち動物公園、美術館、歴史民俗資料館、文学館などに加え高知城公園、つまり、天守閣への入場も無料になります。 file_2021426114395_1.pdf (kochi.lg.jp) 早速、高知県立美術館に行ってきました あいにくの雨です。 平日にもかかわらず、老夫婦の姿が目だちます。 長寿手帳を持ってるからなのか、みんな、長寿手帳を持っているように思えてきます。 この日は佐藤健寿さんの「奇怪/世界」展 佐藤さんは、120ヶ国を周ったそうです。 その行く先々で日本にいては想像もできないような風景、景色に出会いました。 そこで撮った写真がたくさん並んでいます。 「奇界」の多くはヒトがかかわったものでした。 富豪や国が作り上げた遊園地、ホテルなどは「よくもまぁ」と声が出そうになります。 また、個人のこだわりも突き抜けた奇界につながっています。 高知県関係では、物部のいざなぎ流や伊尾木洞も登場していました。 興味のある方は、私のつたない説明より次のユーチューブをご覧ください。 山中由里子さんと佐藤健寿さんの クロストーク https://www.youtube.com/watch?v=XYhETaUs21A&t=535s 平日に、長寿手帳で楽しめる。 なんだか夢のような生活です。