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10月, 2025の投稿を表示しています

北斎が滞在した小布施を散策してきました

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葛飾北斎が晩年、何度も訪れ滞在し、大作を残した小布施。 一度は訪れたいと思っていました。 今回、やっと念願叶い秋の一日を小布施を歩き回りました 小布施へは長野電鉄で 長野電鉄の長野駅は地下にあります。 JR長野駅前から地下に降りていきます。 長野電鉄の改札には長野電鉄乗務区車掌 朝陽さくらさんが出迎えてくれます。 私は長野に地下鉄があるとは知りませんでした。 郊外は地上に出ますが、善光寺のその先までは地下鉄です。 長野駅から小布施駅まで30分少し。 多くの観光客が降ります。 皆さん、思い思いのポーズで記念写真を撮っています。 向かって右側が駅舎とホーム。 左側が両側に線路を抱くホームです。 小布施駅の正面です。 皆さん、一斉に歩き始めました。   北斎館 街を歩いていると「北斎館 入口」の看板があり、そちらのほうに向かって歩きます。 さぁ、北斎館です。 館内はフラッシュ、動画以外は撮影ができます。 東町祭屋台です 見事です。 屋台の天井絵の「龍」です。 もう一つ展示されている屋台です。 天井絵の「鳳凰」です。 岩松院の天井絵「鳳凰」 町の中心部にある北斎館から歩き始めるとすぐに郊外に出ます。 山裾に 岩松院があります。 ここに北斎が描いた大きな天井絵「鳳凰」があります。 曹洞宗 岩松院 | 小布施日和|小布施文化観光協会の公式サイト 院内は撮影もスマホも禁止です。 昼間は30分おきに説明があります。 北斎が50㎝四方の程度の原画を描き、 それを娘の応為や弟子たちが協力し6.3m×5.5m、12分割に拡大し描き上げた。 仕上げ前に北斎は江戸に帰った。 12分割して描き上げた天井絵を釣り上げて組み合わせると少しずれたところができた。 もし、その場に北斎がいたらそのままにしたのかどうか、わかりません。 見る方向を変えると鳳凰が立体的に見えてくるようでした。 現在は屋内照明で見ている天井絵だが、照明を消すと・・・ 驚くようなことが起こりました。 自然採光で見ることを前提に描かれた天井絵です。 秋の夕暮れの自然採光で見ると一層幻想的なのだそうです。 なぜ小布施なのだろうか? 北斎は晩年、3度、小布施を訪れているそうです。 江戸から小布施までの240㎞を8日間、1日約30㎞で歩きとおしたそうです。 その時北斎は88歳。 驚くべき健脚です。 そして、その3度で延べ1,10...

上田城と刀屋の蕎麦

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信州上田城に行き刀屋の蕎麦をお腹一杯いただいてきました。 上田駅から上田城まで朝の散歩 上田駅前に泊まっていました。 朝の散歩がてら上田城に行ってみましょう。 上田駅から上田城方面への道です。 片側2車線の広い道です。 横断歩道で立ち止まるとすぐに自動車は止まってくれます。 交通ルール通りですが、高知では考えられないことです。 小学生の低学年の子供たちはヘルメットをかぶって通学しています。 上田城正面の櫓門です。 上田城といえば、やっぱり真田昌幸です。 関ヶ原の戦いへと向かう徳川秀忠の大軍を、わずか2,500の兵で足止めしました。  2度にわたり徳川の大軍を打ち破るという偉業を成し遂げた上田城は、まさに真田の知略と武勇の結晶であり、落ちない城と呼ばれています。 櫓門の裏側から見た石垣と北櫓。 櫓門から入った正面に鳥居があります。 真田神社です。 やはり上田城は真田の六文銭が似合います。 赤備えの甲冑をモチーフにした赤兜です。 絵馬が沢山架けられています。 大欅御神木くぐり この大欅は1181年に木曽義仲公の武運長久を願って勧請された御神木です。 昨今の気候変動により大風大雨による倒木予防のためやむなく役目を終えることとなりました。 古に思いをはせつつおくぐりいただいてこの大欅に宿る生命力から健康長寿、強運家内安全をお受けください。(抜粋) 真田神社です。 上田市街を見下ろす西櫓です 真田井戸 この井戸からは、抜け穴があって城北の太郎山麓の砦に通じていた。敵に包囲されてもその抜け穴より兵糧を運び入れるにも、城兵の出入りにも不自由しなかったという とありました。 さすが真田です。 刀屋の蕎麦 上田でお昼ご飯といえば蕎麦。 上田で蕎麦といえば刀屋でしょう。 私が行くとこの日も私の前に10人近くの行列ができていました。 待っている間に注文を取ってくれます。 メニューの表紙です。 刀屋の蕎麦は信じられないほどたくさんの蕎麦が乗っています。 この日も若者が「大」を頼もうとすると「1㎏超あります」とのことでした。 でも、若者は果敢に注文していました。 私はまずビール。 ビールは中瓶がなく大瓶か小瓶です。 2者択一ならもちろん大瓶。 突き出しに蕎麦を揚げたものが出てきました。 七味唐辛子を振るといいつまみになります。 私の真田蕎麦がやってきました。 この量で「中」です! 真...

信州にある戦没画学生慰霊美術館・無言館に行ってきました

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「いつかは行かねば」「いつかは行かねば」と思いながらなかなか行くことができていませんでした。 戦没画学生慰霊美術館・無言館 リタイアして6年目、戦後80年の今年、やっと行くことができました。 戦没画学生慰霊美術館・ 無言館   信州上田にある私設美術館です 館長の窪島さんは、戦争の記憶を風化させないために、戦没画学生の遺作を収集し、無言館を設立しました。  もうどの本で読んだのか記憶にありませんが、「こんな美術館があるのか、いつかは行ってみたい、いや、行かねば」と思いました。 やっと今回、訪れることができました。 無言館には上田電鉄で向かいます 無言館の最寄り駅の塩田町駅までは上田電鉄別所線で行きます。 上田電鉄上田駅は長野新幹線の上田駅、長野電鉄の上田駅と同じ駅舎にあります。 チケットはQRコードです。 駅員さんは「QRコードは読み解き機械の設備投資も少額であるし、定期もスマホで購入できるので私たちのような小さい鉄道会社にとっては助かります」とのことでした。 上田駅から塩田町駅まで片道420円。 往復840円。 上田駅では現金だけでなくタッチ決済を使うことができました。 上田駅は始発終点駅です。 これから乗る車両が高架をやってきました。   きれいな車体です。 運転手さんに聞くと「東急電車のおさがりです」とのことですが、よく手入れされています。 最寄り駅の塩田町駅です。 上田電鉄の多くの駅は無人駅です。 ここからは塩田線循環バス別所温泉方面に乗り換えです。 無言館まで約5分、200円です。 山の中腹の芝生の広がる公園にバス停があります。 駐車場もあります。 この日は団体バスが2台に乗用車が4,5台ほどが止まっていてほぼ満車でした。 アクセスについては無言館のHPに掲載されています。 電車とバスの乗り継ぎをスムーズにするためにも無言館のHPを参考にするといいと思います。 駐車場から無言館までは坂道を5分ほど登ります 無言館 日の入る疎林の道を上っていくと林の中に無言館があります。 コンクリート打ちっぱなしの質感が慰霊美術館であることを語っています。 館内は撮影禁止です。 無言館のHPから画像をお借りしました。 壁には戦没画学生の作品が展示され、通路には遺品やエピソードなどが展示されています。 きっと訪れる人は少ないだろう、ひょっとしたら私一人かもし...

町内スポーツレクリエーションで自らの体が思うように動かないことを知りました

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  朝までの雨が嘘のように晴れた昨日、町内のスポーツレクリエーション大会が行われました エントリー式で少年スポーツチームや中学の同窓生チームなどに加わり町内会チームで参加しました 他所のチームは若い人たちが目立ちますが我が町内会チームは高齢者チーム 私が若手のホープでした 自分が思っているほど体は動きません 出場チームごとにテントを張り、出場を待機します この日は日差しが強く、午前中は斜めの日射でテントの下に居ても日よけにはなりません 8人一組の大縄跳び、バトミントンのラケットに公式テニスボール2個を載せて運ぶスプーンリレー、ワンバウンドしたボールを背負った駕籠で受けて回ってくるリレー、玉入れに参加しました 息は切れるは、思ったように動かないわで自分の年齢を再認識しました 「お互いに怪我がなかったことが一番」と笑って沢山の景品をもらって帰りました 若い頃なら打ち上げもあったのですが、皆さん、早く帰って横になりたい、一度横になったら出かけたくないのでしょう打ち上げもありませんでした 町内会の人たちと一緒に遊び、笑いあい楽しい一日でした