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12月, 2024の投稿を表示しています

夏の忘れもの

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  年の押し迫ってきた師走。 庭の木を見ると・・あれ? クマゼミです。 木にかき付いたまま死んでいます。 3ケ月前はまだ猛暑でした。 高知は昔から「秋がない」と言われています。 今年は特にその感が強かったように思います。 急に寒くなったせいではないでしょうが、紅葉を背景にしたセミは夏の忘れもののようです。

リタイア世代にこそ鉄道の旅

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先日、JRを使って北陸から長野、東京の旅をしてきました。 これがなかなかよろしい。 リタイア世代には鉄道の旅が相応しいのではないかと思いました。 今回の旅の鉄道の旅程 今回の旅の鉄道の部分の旅程です。 初日は高知ー(南風)→岡山ー(のぞみ)→京都でランチー(サンダーバード)→敦賀(泊) 2日目は敦賀ー(つるぎ)→金沢(2泊) 3日目は能登に足を伸ばしました。 4日目は金沢ー(かがやき)→長野で途中下車して善光寺や県立美術館ー(はくたか)→東京 以上です。 この旅程で一人約25、000円でした。 安い!と思われるかもしれません。 私はジパング俱楽部の会員で、JR代金は3割引き(のぞみは不可など条件あり)で購入できます。 検索すると割引がなければ32,000円程度です。(なんだか計算が合わないな) それでもこれだけの距離を在来線の特急、新幹線を乗り継いでこの値段ですからリーズナブルです。 もちろん指定席です。 JR乗車券の有効期間 私が上のような旅程で旅をしたというと、結構、驚く人がいます。 驚く理由の多くは「有効期間はそんなに長いのか?」「途中下車してもいいのか?」です。 近郊の切符に「途中下車前途無効」とあるので、多くの人は「途中下車したらその切符はもう使えない」と思っているようです。 JRグループのHPに次の説明があります。 きっぷの有効期間 | JR線ご利用案内 乗車距離が長くなればなるほど有効期間が長くなります。 もちろん、途中下車が可能です。 上の行程の距離は1,068㎞であり、有効期間は7日間です。 ということはこの旅程で6泊7日の旅が可能です。 例えば大阪、京都、福井、金沢、富山、長野でそれぞれ泊まることができます。 これらの駅間であれば次の目的地まで余裕を持って午前中に着くことができます。 ランチをして午後観光することが可能です。 もちろんどこかで連泊することだって可能です。 何よりも鉄道の旅は余裕があるし、楽しい リーズナブルでたっぷり旅を楽しめるだけではありません。 列車の旅は余裕があります。 乗っていて楽しく感じます。 会社勤めをしているときの出張は飛行機によく乗りました。 とにかく早く大阪や東京に出るには飛行機が有利です。 当たり前のように飛行機を使っていました。 今回、JRであちこちと途中下車しながら東京まで行き、東京から高知までの帰りはエア...

かけがえのない友人と行った岡山後楽園の幻想庭園

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岡山の友人に誘われて岡山に行きました。 名園後楽園では夜間に幻想的な雰囲気を味わってきました。   2024年「幻想庭園」について | 岡山後楽園夜間特別開園「幻想庭園」 春、夏、秋と開催しているようです。 秋の幻想庭園の最終日の前に訪れることができました。 明るい時間の庭園は、芝生に和傘を置いている風景です。 17時を過ぎ陽が落ちると見る間に薄闇に覆われていきます。 下のライトに照らされて和傘がぼんぼりのようです。 遠くの岡山城がまた風情を醸し出します。 岡山城は烏城とも呼ばれます。 漆喰の白だけでなく黒い部分があります。 ライトアップすると白と黒のコントラストが見栄えします。 50年来の友人達 高校の同級生たち。 高校を卒業し社会の荒波を泳ぎ切りました。 その間の苦労、努力、人との出会い、それに運もあったでしょう。 全く違った人生を送り、こうして元気で酒を酌み交わすことができます。 岡山の友人は初日も二日目の倉敷もフルアテンド。 細かな気遣いをしてくれました。 さらに高知まで送ってくれました。 これからも同じように年を取り笑い泣く、そして送り送られる友人とはかけがいのないものです。 2軒目のワインバー 数か月前に開けたという一本700万円、750マ年のロマネコンティ! 東京ならいざ知らず、岡山にそんなワインを空ける客がいることに驚きます。 それに高知にはこんなお店がありません。 岡山は田舎と大都会の二つの顔があるんだと感じました。

埴輪展を見てきました

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能登からの帰途、東京に寄り埴輪展を見てきました。 沢山の埴輪をいっぺんに見ることができ大満足でした。 東京国立博物館 - 展示・催し物 展示 平成館(日本の考古・特別展) 挂甲の武人 国宝指定50周年記念 特別展「はにわ」  以下、東博の埴輪展HPから抜粋します。 「埴輪とは、王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形です。 その始まりは、今から1750年ほど前にさかのぼります。 古墳時代の350年間、時代や地域ごとに個性豊かな埴輪が作られ、王をとりまく人々や当時の生活の様子を今に伝えています。 なかでも、国宝「埴輪 挂甲の武人」は最高傑作といえる作品です。 この埴輪が国宝に指定されてから50周年を迎えることを記念し、全国各地から約120件の選りすぐりの至宝が空前の規模で集結します。 素朴で“ユルい”人物や愛らしい動物から、精巧な武具や家にいたるまで、埴輪の魅力が満載の展覧会です。 東京国立博物館では約半世紀ぶりに開催される埴輪展にどうぞご期待ください。」抜粋終わり 埴輪かハローキティか 上野公園を通って東京国立博物館に行くと10時前だというのにゲートに沢山の人が集まっています。 「そうだろ、そうだろ。みんな埴輪が好きなんだ」と思って見ると、なんだか、若い女性の姿を多く見ます。 「若い女性にも埴輪は人気なんだ」と思っていると、隣の館で「ハローキティ展」を開催していました。 若い女性の多くは埴輪よりもキティちゃんに興味があったようです。 ハローキティ展は50分待ちの行列でした。 埴輪展もこの通りです。 待ち時間の掲示はありませんでした。 20分程度で入館できました。 いざ、平成館へ 埴輪展は平成館で開催されていました。 館内は埴輪展も常設展も一部を除き撮影可能です。 早速と踊るような格好でとぼけた表情の埴輪が並んでお迎えしてくれました。 踊っているように見えますが、最近の研究では馬を引いているのではないか、とのことです。 埴輪 挂甲(けいこう)の武人 今回の埴輪展の目玉の一つは5体の挂甲の武人です。 映画「大魔神」で見た覚えのある武人の埴輪です。 このタイプの埴輪は今の群馬で5体が作られました。 日本各地に4体、アメリカに1体が保管されています。 今回、その5体が一堂に会しました。 今回、当時の彩色を再現していました。 甲冑に身を固め、武具で武装しています。...